カルトな人気を誇るフレンチ・ピアニスト、ピエール・アラン・グァルシュが2005年にリリースした幻のピアノ・トリオ作品の復刻盤。 (C)RS
JMD(2011/12/01)
カルトな人気を誇るフランスのピアニスト、ピエール・アラン・グァルシュが2005年にリリースした幻のピアノ・トリオ作品、待望の復刻!2003年にアトリエ・サワノから日本デビューしたひと癖あるピアニスト、ピエール・アラン・グァルシュ。層の厚いフレンチ・ジャズ・ピアノ界において、独自のサウンドと作品力とでカルトな人気を誇るピアニスト。1973年生まれのグァルシュは、ステファン・ベルモントのバンドで研鑽を積み、1995年にフランスのジャズ・コンペティションで優秀賞を受賞した時に、ケニー・バロンやトミー・フラナガンら重鎮達からその才能を高く評価され、1997年に初リーダー作品をリリース。以後国立ジャズ・ビッグ・バンド、オルケストル・レジオナル・ド・ジャズや自身のリーダー作品をコンスタントにリリースした他、ランディ・ブレッカーやボブ・ミンツァー、ルー・ソロフ、テッド・カーソンらUSジャズマン達のツアーのサイドマンとして確実にキャリアを伸ばしてきたピアニスト。2003年には日本のアトリエ・サワノからも『Voici-ma main』をリリース。本作はその次のアルバムとしてジャズ批評ピアノ・トリオ最前線や、数々の批評家達のレビューに取り上げられたが、輸入経由が確立されていなかったレーベル側の事情でほとんど国内に流通する事はなく、マニアの間ではかなりのお宝アイテムとなった盤で、現在は廃盤の憂き目にあって入手困難。フルート・アンサンブルや、ナレーションを随所に挿み、全体的にアーバンでマッドな仕上がり。しかし核となる収録曲はスタンダードからアンリ・サルヴァトール、セルジュ・ゲンズブールらの愛の美メロをジャズ化、大人の甘さを極上に引き出しつつも最高にカッティングエッジ、とにかくカッコいい作品。
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2011/11/25)