キューバ人ジャズ・ピアニストのロベルト・フォンセカの助けを借り、ハバナで最も注目すべきミュージシャンたちの発掘プロジェクト『Havana Cultura: New Cuba Sound』を09年にリリース。97年のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ以来の大きな称賛を浴びた。それから3年、更なるフレッシュな才能を追い求め、新たな作品が更なる進化をもたらすという確固たる信念のもと、ジャイルスは再びハバナを訪れた。「より成長したキューバニズムを反映させたかったんだ」とDISC-1ではジャイルスが再びプロデューサーとしての手腕を発揮し、様々なゲスト・ミュージシャン、ヴォーカリスト、ラッパーたちをスタジオに招き、壮大なサウンド・クラッシュを演出。彼らこそ現在におけるキューバのアンダーグラウンド・シーンを象徴する面々だ。「La Tormenta」のカラフルで自由奔放なルンバから、熱狂的なピアノを届ける「Agita」、そしてエディ・ケンドリックのソウル・クラシック「My People…Hold On」をカバーした「Espera Mi Gente」など色とりどりの楽曲が連なる。DISC-2ではジャイルスがキューバのアンダーグラウンドから発掘した素晴らしいアーティストにより キューバ産のレゲトン、ジャズ、ソウル、伝統的キューバン・リズム、そしてヒップホップの間に存在する興味深い アーティストにもハイライトを当てている。
DIS
発売・販売元 提供資料(2011/11/07)
Uncut (p.84) - 4 stars out of 5 -- "CD1 brings young vocal talents to a princely studio band led by Roberto Fonseca, with great soul-salsa blends from Dreiser, Sexto Sentido and more."
Rovi
ジャイルズ・ピーターソンがプロデュースする人気シリーズの続編。ふたたびロベルト・フォンセカとタッグを組んで、トライブ・コールド・クエストなどのカヴァーを交えながら現在進行形のキューバ・サウンドをガイドしてくれます。個人的にはレイドバックしたフロウが格好良いロス・アルデアーノスと、早口巻舌ラップを披露したエル・ティポ・エステに大注目! あ、今回もDisc-2にはジャイルズお薦めの現地音楽集が!
bounce (C)山西絵美
タワーレコード(vol.338(2011年11月25日発行号)掲載)