2005年に結成されたナッシュビル出身の4人組。イケメンで甘いボーカルのRK Follese、リード・ギターを務めるNash、若干17歳のドラマーJamie兄弟率いるこのバンドは、80年代テイスト溢れるダンス POP/ROCKサウンドを中心にキャッチー&セクシーなメロディーラインが最大の魅力。アイドル性の上でもひと際人気を集め、全米で女子を沸かせたこのアルバムのリード・シングル「Tonight Tonight」は初夏のラジオ・エアプレイ・スタートからめきめきとエアプレイ・チャートを上げ、ついには全米ラジオ・エアプレイ1位を獲得して、2011年の夏にもっともアメリカのラジオでかかった曲になった。つられるように6月に発売されたシングルも見事ビルボードHOT100で7位まで駆け上り、しかも25週にわたりチャートインする快挙。満を持してセカンド・アルバム『Whatever』のリリースが発表されたが、この10月発表されたAmerican Music Awardでは、Foster The Peopleと共に、年間新人賞ポップ/ロック部門にノミネートされた。この後のツアーではヨーロッパも幅広くまわるなど、その人気はヨーロッパにも飛び火!久しぶりに全米スケールのアイドル・ロック・バンドが登場だ。
発売・販売元 提供資料(2011/11/10)
先日の〈アメリカン・ミュージック・アワード〉で新人賞を獲得した4人組が、この2作目でいよいよ本気を出してきた。アダム・レヴィーン的なカリスマを持つフロントマンを中心に、「glee/グリー」出演者(腹筋君)のお兄さんやイケメン君を配し、イマ風の言葉遣いと覚えやすいメロディーを巧みに交配する。痛快ポップ・ロックで歯応えも十分。意外と懐は深く、ニュー・ボーイズやデミ・ロヴァートとも合体してみせる。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.339(2011年12月25日発行号)掲載)