構成数 : 1
合計収録時間 : 01:07:41
【曲目】
ジャック・デュフリ(1715-1789):
クラヴサン曲集 第1巻
1. アルマンド ニ短調
2. クーラント ニ短調
3. 「ヴァンロ」ニ長調
4. ロンド(上品に)〈あるいは“上品なロンド”〉ニ長調
5. 「トリボレ」(快活に)ニ短調
6. ロンド(優しく)〈あるいは“優しいロンド”〉ニ短調
7. 「ダマンジー」ニ長調
8. 「カザマジョール」ニ長調
9. アルマンド ハ短調
10. クーラント「ブコン」ハ短調
11. 「ララール」ハ短調
12. メヌエット ハ短調&ハ長調
13. ロンド ハ長調&ハ短調
14. 「ミレッティーナ」ハ短調(快活に)、ハ長調(軽やかに)
クラヴサン曲集 第4巻
15. 「ドゥ・ジュイニェ公爵夫人」(気高く、優しい風情で) ニ長調
16. 「ドゥ・サルティーヌ」ト長調
17. 「ドゥ・デュルモン」(上品なロンド)イ短調
18. 「ドゥ・ヴォカンソン」変ロ長調
19. 「ポチュイン(ロンド)」(節度をもって)ハ短調
20. 「デュ・ビュック」ト短調
【演奏】
中野振一郎(チェンバロ)
使用楽器:フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世 1765年 パリ A=400Hz 浜松市楽器博物館所蔵
【録音】
2011年4月19-21日 アクトシティ浜松音楽工房ホール
| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2011年10月07日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | ALM Records |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | LMCD-1943 |
| SKU | 4530835109457 |
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幽婉、私に感じられるデュフリ作品の個性。心の深い溜め息のような情趣。幽思、幽趣、幽愁、幽情…。人知れぬ心の奥深くにある思い。この幽玄を最もよく表現した作曲家が、デュフリだと私には感じられる。
遅発性の悲しみは、重篤な症状を呈するのではないだろうか。悲しい時は、すぐに悲しいという感情を受け入れた方が良いのだろうと思う。封印しても、悲しみは蓄積されて、機会や条件が重なると溢れて来る。夫も息子も心配や悩みを表に出さず言わない性格ゆえに、耳を傾けるべき点を的確に把握するために腐心して来た。それ故、私自身の気持ちと向き合うことなく過ごすことも長く多かった。自分の本心に出会う機会を得て、初めて悟ることも多い。特に、渦中にある時は、昂る気持ちを鎮静することが先決で、喜怒哀楽よりも仕事や課題が優先。難局に於ける人間理解について、デカルトなど偉人たちの著作が代弁してくれていて、慰め励まされた。
ロココ文化は、美的側面が先ず挙げられるが、ヴォルテ―ルやディドロとダランベールに代表される啓蒙思想家がサロンに出入りして、活躍した時代のものでもある。浅学の私は全体像と内容をよく把握しているとは言い難いが、時代が育んだものは、恋と遊戯性を特徴とする雅宴画のようなものだけではない。だから、デュフリの音楽作品も、時代精神同様に、簡単で分かりやすいようなものではないように私には聴こえる。
私の曾祖母は京都出身と、フランス語言語学者の亡実父からきいていた。これも何かの縁として、尊属を偲ぶ日に、“18世紀フランスの音楽語法に精通した”(澤谷夏生)美しい楽音の響きと演奏、音楽による黄金の散華を浴する事となった。
盂蘭盆会の最終日に。