J. Gerrit Welmers (シンセ)、William Cashion (ベース)、Samuel T. Harring (ヴォーカル)によるボルチモア出身のトリオ、FUTURE ISLANDSのサード・アルバム。このバンドのポイント、そして長所、いや短所とも言える(!?)のは、なんと言ってもSamuelのヴォーカル!こんな繊細なニューウェイヴ・サウンドなのに、あり得ない程暑苦しくて、野太くて、ナルシストばりばりのスタイルなんですね。それはもうトム・ジョーンズ、西城秀樹、そしてヒムロック!裏返りながらセクシーにムーディーに迫ってくる訳です。ここまで言っちゃうとかなり色モンな雰囲気たっぷりなのですが、だんだんそれが気にならなくなっちゃうからこの『ON THE WATER』はヤバい。NEW ORDERの『Ceremony』、David Bowieの『Heroes』、更にはTHE CUREの『Disintegration』に匹敵する程のコンセプト・アルバムだと海外プレスは絶賛しています。どうでしょう!このとんでもないエモ過ぎるエモ・アルバムを是非みなさんも体験して、ビショ濡れになってくださいませ。
発売・販売元 提供資料(2011/12/05)
ボルティモアを拠点に活動し、ダン・ディーコンとも仲良しだという3人組、フューチャー・アイランズがこの3作目でついに大爆発しちゃうかも!? キラメキ全開のメロディアスなエレポップ・サウンドは、ニュー・オーダーやペット・ショップ・ボーイズを引き合いに出したくなるほどのクォリティーだし、メロディーも昂揚感と切なさと甘みをたっぷり含有。なのですが、問題は小太りのオッサンによる、ナルシスティックな高温多湿の野太いヴォーカル! そのズルムケっぷりは西城秀樹にもまったく引けを取らず、アクの強すぎるド変態歌唱に最初は拒絶反応を起こしてしまうかもしれません。だけど、聴いているうちにハマッてしまうんだから、あら不思議。騙されたと思ってトライしてみない?
bounce (C)白神篤史
タワーレコード(vol.338(2011年11月25日発行号)掲載)