4枚目のアルバム。ヨーロッパにおいてポップス・シーンをも巻き込んで存在感を放ち始めた彼らの“今”を収録!本作は、ドイツのポップ・チャートで91位にエントリーし、ジャズでは異例の動きとして話題を呼んでいる。2010年のスペイン・ツアー時に作曲された、叙情性と攻撃性を併せ持つ「Sevilla」、これまでのキャリアをゆっくりと振り返るような曲調の「道」を意味する「Vagen」、朝の澄んだ空気感をイメージさせる「Hogtid」、一転してロック色を全開に、全員が全力疾走する様が痛快な「Tuc-Tuc Man」、やはりティングヴァルのメランコリックな作曲センスが反映された「Den Ensamme Mannen」、アルバムの折り返し点でギアチェンジとしたピアノ独奏曲「Pa Vag」、スペインやアフリカでの体験が創作のヒントになったようなアップ・テンポの「Shejk Schroder」、シンプルなパターンを重ねながら楽曲の世界を深く描く本作中最長の「Vaggvisa/Morgon」、3人が交錯しながら幻想的な雰囲気を醸し出す「Tidevarv」。ラストの「Efter Livet」(=After Lifeの意)は初めて弦楽四重奏とホーンズを入れ、ティングヴァルのオーケストレーションによりドラマティックな演出を施しているのが新鮮だ。(杉田宏樹:ライナーより抜粋)
発売・販売元 提供資料(2011/09/21)