活動初期からメロディアスでダンサブルなエレクトロニック・サウンドを展開し、後のエレクトロニカやIDMといったテクノ・シーンへ多大な影響を与えた、エイフェックス・ツインやLFOなどと肩を並べる重鎮が実に8年振りのアルバムをリリース。緻密に組み立てられたメランコリーなサウンドと美しく複雑なリズムで構成されており、正に芸術作品と言える。
タワーレコード(2011/09/13)
ブラック・ドック・プロダクションズのメンバーとして活動し、UKテクノの黎明期に数多くの革新的な作品を発表してきたアンディ・ターナーとエド・ハリスンにより結成されたユニット、プラッド。活動初期からメロディアスでダンサンブルなエレクトロニック・サウンドを展開し、後のエレクトロニカやIDMといったテクノ・シーンにおいて多大な影響を与え、エイフェックス・ツインやLFOなどと肩を並べる重鎮的存在としても知られる。そんな彼らが実に8年振りのオリジナル・アルバムとなる『Scintilli(シンティリ)』をリリース。タイトルの『Scintilli』とはラテン語で“私は沢山のきらめき/ひらめきだ”という意味を持つ。本作はエレクトロニカ、ブレイクビーツ、デトロイト・テクノを融合させた彼ら特有のオリジナル・サウンドを残しつつ、メロディアスで緻密に組み立てられたサウンドと美しく複雑なリズムで構成されており、正に芸術作品と言えるアルバムに仕上がっている。またこれまでリリースしてきた全てのアルバムに一貫しているメランコリーなサウンドは、今作でもしっかりと確認できる。美しいストリングスが印象的でまるで映画のサントラのような「Missing」「Founded」。ブラック・ドッグのサウンドを継承し、初期テクノなどの影響が垣間見れる「Thank」 「Talk to Us」、浮遊感たっぷりのアンビエント・トラック「Craft Nine」など各トラックが見せる表情は実に多彩だが、共通しているのは抑揚が効いたビートとメロディを重視しているということ。まさに彼らの集大成といえる世紀の名盤。ボーナストラック1曲収録。この初回限定盤のみCDディスクと合体させて完成する組み立て式のオブジェ付き!!
DIS
発売・販売元 提供資料(2011/08/15)
インテリジェント・テクノ黎明期からブラック・ドッグ・プロダクションズとして活動し、ビョークの作品を手掛けたことでもお馴染みのプラッドが、約8年ぶりにオリジナル・アルバムをリリース! 緻密に練り上げられた美しく透明感のあるメロディーと、彼らの軌跡を辿るようなブレイクビーツ、テクノを基調としたビートが混じり合うことで、非常に芸術性の高い、豊かなアンビエンスに包まれた新たな傑作を誕生させています。
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タワーレコード(vol.336(2011年9月25日発行号)掲載)