音楽の境界線を破壊し、それを超越していく存在、ジェイムス・ブレイク。2011年最大の話題作となったデビュー・アルバム『ジェイムス・ブレイク』の2枚組みデラックス盤が2011年10月の来日公演にあわせてリリース!!日本盤ボーナス・トラック2曲収録のCD-1に加え、CD-2(EP"Enough Thunder")は6曲入り(ジョニ・ミッチェル・カヴァー曲、Bon Iverとのコラボ曲+新曲4曲収録)!サウンド、ボイス、沈黙、リズム(もしくはリズムのなさ)、じらし、そして緊張感、ダブ・ステップの枠を越え、独自の音楽的宇宙は拡大し続ける。
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2011/09/30)
音楽の境界線を破壊し、それを超越していく存在ージェイムス・ブレイクのデビュー・アルバム『ジェイムス・ブレイク』のデラックス盤。サウンド、ボイス、沈黙、リズム(もしくはリズムのなさ)、じらし、そして緊張感、ダブ・ステップの枠を越え、独自の音楽的宇宙は拡大し続ける。 (C)RS
JMD(2011/09/20)
ブリアルの不在を見事に埋める格好で、老舗R&Sからのシングル群がダブステップのポスト・ムーヴメントを牽引した怪童の初作。ファイストのカヴァー"Limit To Your Love"で歌声を披露してから各メディアが神輿を担ぎ出したのは全然不思議じゃないけど、もはや踊ることから完全に逸脱しているのに真夜中の住人たちが離れずにゾロゾロと付いてくるのは、ブリアルが三人称で幽玄に描いた深淵な世界をこの青年は一人称でホントに見事に歌い上げているからであろう。マイケル・ナイマンのようなピアノと亡霊の如く変調された声ネタ、そして彼の歌声は、まるでトム・ヨークやシャーデーのようにやりきれないあなたの輪郭を露にする。時の人、じゃなくて10年後のベッドルームでもこの音楽は鳴っていると思う。
bounce (C)入江亮平
タワーレコード(vol.329(2011年2月25日発行号)掲載)