アルバム発売毎に「全米アルバム・チャートでトップ5入り/グラミー賞ノミネート」というモンスター・バンドに成長した彼らが自身のレーベル「dBpm Records(デシベルズ・パー・リミット・レコード)」を設立し、配給元として全世界的にエピタフ傘下ANTIレーベルとタッグを組んだ初アルバム。シカゴ郊外にある彼らのロフトで録音された今作は、バンドのアーティスティックな感性と、彼らが志向するトラディショナルなアメリカ音楽/ギター・ロックの絶妙なバランスの上に成立している。ギター/キーボード/シンセ/パーカッションさらにメロトロン/弦などで多重に構成された音の冒険に、ジェフ・トゥイーディ(vo,g)による刺激的で示唆に富んだリリックが載った、まさにWILCOならではの世界。WILCOという名の8度目(通算8作目)の魔法に、我々は再び酔いしれる。
発売・販売元 提供資料(2011/08/22)
FUJI ROCK 2011最終日(7/31)ホワイトステージのヘッドライナーを飾る、アメリカの良心=WILCO。アルバム発売毎に「全米アルバム・チャートでトップ5入り/グラミー賞ノミネート」というモンスター・バンドに成長した彼らが、自身のレーベル「dBpm Records(デシベルズ・パー・リミット・レコード)」を設立し、配給元として全世界的にエピタフ傘下ANTIレーベルとタッグを組んだ初アルバム。シカゴ郊外にある彼らのロフトで録音された今作は、バンドのアーティスティックな感性と、彼らが志向するトラディショナルなアメリカ音楽/ギター・ロックの絶妙なバランスの上に成立している。ギター/キーボード/シンセ/パーカッションさらにメロトロン/弦などで多重に構成された音の冒険に、ジェフ・トゥイーディ(vo,g)による刺激的で示唆に富んだリリックが載った、まさにWILCOならではの世界。WILCOという名の8度目(通算8作目)の魔法に、我々は再び酔いしれる。
発売・販売元 提供資料(2011/08/05)
Rolling Stone (pp.63-64) - 4 stars out of 5 -- "'Capitol City' is a country waltz with bits of Dixieland clarinet, 'Sunloathe' sounds like the Beatles if they were still together in 1974..."
Rolling Stone (p.68) - Ranked #8 in Rolling Stone's '50 Best Albums Of 2011' -- "THE WHOLE LOVE is the band at its original endearing best..."
Spin (p.77) - "[With] laconic twang, organ-driven garage pop, and tempered balladry."
Entertainment Weekly (p.72) - "With THE WHOLE LOVE, Wilco makes noise-pop exciting again..." -- Grade A-
Uncut (p.82) - 4 stars out of 5 -- "'Rising Red Lung' finds Tweedy singing in a near-whisper over a fingerpicked acoustic, while the band floats on sunset clouds overhead."
Uncut (p.34) - Ranked #15 in Uncut's '50 Best Albums Of 2011' -- "[E]mbracing power-pop, their riskiest jam in years, and a hushed folk strain that culminated in a new classic..."
Magnet (p.60) - "THE WHOLE LOVE works best as aural comfort food."
Magnet (p.38) - Ranked #15 in Magnet's '20 Best Albums Of 2011' -- "This is a deliberately, gloriously messy record, firing off in different directions arbitrarily, and the sequencing seems designed to announce that devil-may-care attitude."
Billboard (p.36) - "THE WHOLE LOVE mostly turns out to capture Wilco in a laid-back roots-rock mode..."
Rovi
自身のレーベルを立ち上げて初の作品。ポップさとルーツ志向、実験性がバランスよく配置されている。ハイライトは冒頭と最後の長尺曲で、ニルス・クラインがノイジーなギターを弾き倒す前者と、イマジネイティブに音像を紡ぎだす静謐な後者は、今のこのバンドのスケールの大きさを物語る。プロデュースも担当したパット・サンソンのアレンジの妙も隠れた聞き所。ウィルコが現在最高のロック・バンドであることを裏付ける、余裕の傑作。
intoxicate (C)杉山文宣
タワーレコード(vol.94(2011年10月10日発行号)掲載)
こりゃ間違いなくウィルコ史上もっともカラフルでポップ、そして最高に無邪気なアルバムでしょ。アンタイ移籍第1弾となる本作では、近年のわりとストレートな音作りから一転、遊び心たっぷりのギターや鍵盤も大活躍する音響系のアプローチが復活。だが、そこにあざとさは皆無で、初期みたいにメンバー全員が満面の笑みで音と戯れているような開放感が最高なのだ。いまの彼らは本当にいいムードにあるんだろうな。
bounce (C)田中幹也
タワーレコード(vol.336(2011年9月25日発行号)掲載)