伝説のテナー奏者スタン・ゲッツが、チック・コリア、スタンリー・クラーク、トニー・ウィリアムスをメンバーに迎えた1972年ライヴ音源、リマスタリングを施して再リリース! (C)RS
JMD(2011/08/04)
伝説のテナー奏者スタン・ゲッツが、チック・コリア、スタンリー・クラーク、トニー・ウィリアムスをメンバーに迎えた、1972年7月モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ盤がリマスタリングを施し遂にオフィシャル・リリース!1972年、テナーの巨人スタン・ゲッツは当時リターン・トゥ・フォーエヴァーを結成したばかりのチック・コリアとスタンリー・クラークの2人と、さらにマイルス・デイヴィス・バンドを脱退しライフ・タイムで一世を風靡していた天才ドラマー、トニー・ウィリアムスをドラムに迎えたスーパー・バンドを結成。その年、リターン・トゥ・フォーエヴァーのオリジナル・ドラマー、アイアートを加えたアルバム『キャプテン・マーヴェル』を発表し、クロスオーヴァー~フュージョン系のサウンドを取り入れた大胆なサウンドで、ゲッツ新時代の到来はファンの間で大きな話題となった。本作はその4ヶ月後、伝統あるモントルー・ジャズ・フェスティバル出演時の貴重なライヴで、特に映像は本邦初公開のもの。この強力メンバーなだけに、ファンならずともオフィシャル盤が待ち望まれていたアンセム的な1枚と言えるだろう。ライヴは「キャプテン・マーヴェル」で幕を開け、「ウインドウズ」、「ラ・フィエスタ」とチックのオリジナル曲をゲッツがリードする正に裏リターン・トゥ・フォーエヴァーと言える選曲。チック・コリア・ワールドになるかと思いきや、そこは巨人スタン・ゲッツ、ワン・ブロウでゲッツの世界を構築してしまう存在感。トニー・ウィリアムスの煽りと、スタンリー・クラークのアグレッシヴなアップライト・ベースのリズムに乗り、豪快にこれでもかと吹きまくるゲッツのパフォーマンスに興奮しっぱなしだ。1950年代からスムースでクールなウエスト・コースト・テナーのお手本と言われてきたゲッツだが、ここまで荒々しく唄いまくるゲッツのプレイが聴けるのはこのバンドしかない!トニー・ウィリアムス全盛期が収録されている点も見逃せないスーパー・バンドの沸点を追体験できる魅惑の作品!リターン・トゥ・フォーエヴァーのファンはもちろん、スタン・ゲッツのファンにも、そしてジャズを愛する全てのファンの方々に聴いていただきたい1970年代ジャズの金字塔、今ここに熱狂のモントルーが蘇る!
ワードレコーズ
発売・販売元 提供資料(2011/05/23)