新世代ヨーロピアン・ジャズ・シーンを代表するイタリアのマエストロ、ニコラ・コンテが傑作『リチュアルズ』を超えるスピリチュアルでグルーヴィーな2011年アルバムの、ボーナスCD付き2枚組限定デラックス・エディション!1950年代~1960年代のモダン・ジャズに対する深い造詣をバック・グラウンドに、自身の思い描くスタイリッシュなサウンドを追求し続けているクラブ・ジャズ界のマエストロ、ニコラ・コンテ。本作では1960年代半ばから1970年代初期の“Impulse!”や“Cadet”レーベルへのオマージュも感じさせる、「愛と革命」をテーマにしたスピリチュアルでダンサブルな作品。曲によりビッグ・バンドのような大編成で壮大な世界観を表現。今回も、ホセ・ジェイムズ(vo)、ナリア(vo)、メラニー・チャールズ(vo)グレゴリー・ポーター(vo)、ハルチャ・ヴェロニカ(vo)、アリーチェ・リシャルディ(vo), ブリジット・アモファー(vo)など、ニコラのアンテナにより集められた気鋭のヴォーカリストのほか、ティル・ブレナー(tp)、ニコラ・フォルメール(tp)、ファブリツィオ・ボッソ(tp)、フラヴィオ・ボルトロ(tp)、ピーター・フレドリクソン(tb)、マグナス・リンドグレン(sax、fl)、ガエタノ・パーティピロ(sax、fl)、ティモ・ラッシー(sax、fl)、テッポ・マキネン(ds)をはじめとする、ヨーロピアン・ジャズ・シーンの代表的ミュージシャンがスタジオに集結しライヴ録音。ミュージシャン同士のインタープレイも聴きどころ!
発売・販売元 提供資料(2011/04/22)
モダン・ジャズの味わいと革新性をヴィヴィッドな美意識で追い続けるニコラ。<愛と革命>を掲げたこの新作では、60~70sジャズに溢れるディープネスとロマンティシズムを意識したそう。ホセ・ジェイムズらシンガーを多用するなどシーンの才人たちが芸を競い、ソウルフルな前半からエキゾティシズムが薫るアフロ・アメリカンな展開も良い。<ニコラ=耽美>なイメージから一歩踏み出し、より広く聴き手を引き込むはず。
bounce (C)池谷修一
タワーレコード(vol.332(2011年5月25日発行号)掲載)