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在庫わずか| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2011年06月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | USMTVM |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | UICY-15100 |
| SKU | 4988005669261 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 02:37:22
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2011年2月6日に亡くなった名ギタリスト:ゲイリー・ムーアを偲ぶ、日本独自ベストである。14万人の広島市民を摂氏6000℃の炎で焼いた「原爆」を歌う「Hiroshima」をはじめ、日本人の感性を重視して選曲したDisc1は、本当に納得の選曲。Disc2は、THIN LIZZY や COLOSSEUM II に加え、コージー(dr)ソロへの客演など、マニアックなサンプラーとなっている。この時だからこそ実現したと思われる、レコード会社横断の追悼盤だ。
今の時代だから、海外でも買い求める人が居るだろう…と思ったのだが、実際は存在さえあまり知られていない模様で、貴重盤のコレクションサイトでも、詳細なデーターが載っていない。「再販制度」という特殊な保護主義のお陰で、今でも入手が可能なので、是非、海外のファンにもお勧めしたいぐらいだ。
ハイライトはやはり「Hiroshima (ヒロシマ)」だろう。日本の戦争に関して、欧米は通常「加害者」として見るが、アイルランドの独立紛争を知るゲイリーは、珍しく原爆を被害者側から見て、怒りの声を上げている。チャーリー・ハーン(vo)の絶唱が冴え渡る曲で、間奏には「日本音階」も取り入れる等、歴史を正面から見据えた傑作である。
♪(when) death fell from the sky ... のフレーズは、オバマ大統領の広島スピーチでも引用されている。当日、勤務先で、昼のニュースで見たのだが、「あれ? もしかしたら、『Hiroshima』の歌詞か?」と気付いたのだが、たまたまかも知れない短いフレーズだったので、確証を持てなかった。しかし、ラフカディオ・ハーンの会という、文学のサークルで、事情を知る翻訳家の人が、公式に証言を寄せた事で、間違い無い事が確認された。
ゲイリー・ムーア:若かりし頃は、スピード曲をバックにギターを掻き鳴らし、キッズを熱狂させた。年を重ねてからは、ブルーズを中心に「引き」のプレイでこれまた一時代を築いた。名手と云われるギタリストの1人。そして、恐らく「世界で最も歌の上手い」ギタリストである。歌えるギタリストは数いれど、ここまで歌唱力の高い人は中々居ない。声量のあるハイトーンで、独特の渋みを帯びている。