"YMOの第4のメンバー"と称される松武秀樹が率いるLogic Systemのアルバム。2011年、エレクトロニック・ミュージック、シンセサイザー・ミュージックにフォーカスを当てたレーベル"MOTION±(モーション・プラス/マイナス)"を始動させる。 (C)RS
JMD(2011/04/11)
エレクトロニック・ミュージックと電子音楽、なんだか語感がちがうだけで音まで違って聴こえそうだが、コンピュータが主流になってきたここ10年くらいの電子音楽に、だからこそシンセサイザー音楽の可能性を追求するという松武秀樹。そこで、アナログからデジタルへ、時代とともに変化し続けてきた電子楽器の唯一変わらない基本原理によって命名された、新レーベル【MOTION ±】(モーション・プラス/マイナス)を設立、その第一弾としてリリースされたのは、ファースト・アルバムから名曲《クラッシュ》を題材に4人のリミキサーを迎えたもの。日本におけるシンセサイザーの黎明期から現在までを直結した、時代を超えたコラボレーションによって、松武がこのレーベルでやろうとしていることが聴こえてくる。テクノロジーが変わればそれに伴って音楽制作の作法も変わる。その中で変わらないものを見極めることで、新たな電子音楽の光明を見いだそうとする。
intoxicate (C)畠中実
タワーレコード(vol.92(2011年6月20日発行号)掲載)
テクノ・ポップ創始者のひとり、松武秀樹のプロジェクトが自身のレーベルからEPを発表した。近作ではPerfume的な<テクノ・ポップ>への返答も見せていた彼だが、今回はコズミック文脈での再評価も著しい"Clash"(81年)のリミックスがメイン。DJハーヴィーの宇宙的なリエディットも、JxJxのトロピカル仕立ても、80KIDZの硬質なエレクトロもそれぞれ好感触だ。90s初頭の蔵出し音源も松武流アシッドとして現代的に響く。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.332(2011年5月25日発行号)掲載)