楽しく大らかなグッドウィン・サウンドの醍醐味。
『素晴らしきヒコーキ野郎』(1965)
サウンドトラック2枚組
音楽 ロン・グッドウィン
監督 ケン・アナキン
主演 スチュアート・ホイットマン、セーラ・マイルス、ジェームズ・フォックス、アルバート・ソルディ
1910年、ロンドン・パリ間飛行レースに、それぞれユニークな飛行機を用意し、結集した世界の冒険家たちのドタバタコメディ。日本からは石原裕次郎が出演。監督は、『史上最大の作品』のケン・アナキン。アナキンは、本作と同年にこちらも大作『バルジ大作戦』も監督している。音楽は『633爆撃隊』の翌年の仕事となる、粋さと勇壮さの混じる名作を残す名匠ロン・グッドウィン40歳時の仕事。ブラスバンド・スタイルの楽しくも古風なテイストで、そこに男声コーラスが入るメインテーマ(1曲目)、美しいストリングスから、陽気で上品なイージーリスニング・オーケストラ風ナンバーから、勇ましいマーチ調など、さまざまなアレンジを華やかに展開し、戦争映画で人気のグッドウィン・スタイルとは違う表情を見せるが、明るい美しさのメロディは、グッドウィン・サウンドの醍醐味。(LPでは、セリフ入りでスコア部分の収録が少なかった本作ですが、今回は、スコア部分のみの収録で111分もの収録の2枚組です) (C)馬場敏裕
タワーレコード(2011/03/24)