幻想的戦闘スコアとポップ・カバーの完全な合体。まったく新しいアプローチのサントラに驚こう!!
『エンジェル・ウォーズ』(2011)
サウンドトラック
音楽プロデュース マリウス・デ・ブリーズ&タイラー・ベイツ
監督 ザック・スナイダー
主演 エミリー・ブラウニング、アビー・コーニッシュ、ジェナ・マローン、バネッサ・ハジェンズ、ジェイミー・チャン
空想世界からの脱出のために戦う5人の美女たち。日本ではすでにアニメ界でジャンル化している”美少女アクション”を、ハリウッドのスナイダーは実写とCGで破格のスケールで描き出す。さて、ポイントは、もう一つ。このサントラ。音楽プロデュースは、スナイダーの今や盟友のスコア・コンポーザーのタイラー・ベイツと、映画ファンにはバズ・ラーマン作品でおなじみの、ポップな素材を華麗に仕立てるアレンジャー、マリウス・デ・ブリーズが共同で、なんと”ポップ・カバーとスコアの合体”を試みた!ベイツらが作り出す激しいロック・テイストのスコアと、マリウスならお手の物のさまざまなポップ・ヒットをこの作品の世界流にアレンジもしくはリミックスしたものが渾然一体となって怒涛のように流れる! 素材はユーリズミックスの「スイート・ドリームス」をエミリーが歌うものや、ビヨークとスカンク・アナンシーの「アーミー・オブ・ミー」、クイーン・ナンバーをマッシュアップしたヒップホップ・・・・ラストのロキシー・ミュージック「ラブ・イズ・ザ・ドラッグ」のキッチュなカバーまで、いやあ、これはさすが。さしづめ”戦闘版ムーラン・ルージュ”の様相!!ぜひ、ご体験を!! (C)馬場敏裕
タワーレコード