| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2011年03月26日 |
| 国内/輸入 | 輸入(ヨーロッパ盤) |
| レーベル | EMI UK |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | XW0988472 |
| SKU | 5099909884724 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00
録音 : ステレオ (Studio)

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ミステリアスな「霧のベーカー街(ストリート)」の成功に牽引されて大ヒットした『City To City』から時間を置かずにリリースされた本作は、いい意味で前作の流れを引き継ぐ、K点近くまで飛距離を伸ばした良盤だ。フェアウェイの芝は良く手入れされているし、リスナーを悩ませる意地悪なバンカーもない。
同じような大ヒット作の後続盤としては、ボズ・スキャッグスの『ダウン・トゥー・レフト』やビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』といった前作とは違う切り口で新境地を切り開いたのもあれば、スティーヴ・ミラー・バンドの『ペガサスの祈り』やスティーヴ・ウィンウッドの『トーキング・バック・トゥ・ザ・ナイト』のように前作のいいとこ取りで飛躍を試みた”続編”もある。本作は後者に近い。
個人的には、ジェリー・ラファティーの歌声にハマる。それに加えて、本作には聴き込むごとにクセになる中毒性の高い楽曲がいくつかある。オープニングの「Days Gone Down」が代表格だ。タイトル曲の「Night Owl」や「Get It Right Next Time」辺りも同じく味わい深いのだが、「Days Gone Down」はその魅力に取り憑かれてしまうと簡単には抜け出せない”竜宮城音楽”的な魔力を秘めている。アル・ステュアートの「ラジオを聴いて」のように、緩くて心地よい時間を届けてくれる。ついついリピートしてしまうから、いい意味で厄介だ。どこまでも続くフラットで真っ直ぐなハイウェイを定速走行しているみたいで、余計なことを考えずにハンドルを握っていればそれでいい。日当たりは良好だし、視界も開けている。何の心配もいらない。
アルバム自体が前作と比べて控えめである分、存在感に秀でた前作との抱き合わせでセット販売されたのだが、経年により、とっくに入手困難となってしまっている。忘れた頃に海外復刻盤として高額販売される前に、”洋楽隠れ名盤”シリーズでの”発掘!”していただきたいものだ。