ショーン・オヘイガン率いる桃源郷ポップ楽団ザ・ハイ・ラマズ、約4年ぶりのアルバム。ずっと浸っていたくなる、かつてないほどアコースティックな感触を持った清々しい作品。 (C)RS
JMD(2011/06/02)
もはや反則ものの心地よさ!ショーン・オヘイガン率いる桃源郷ポップ楽団ハイ・ラマズ、約4年振りのフル・アルバム。ずっと浸っていたくなる至上のポップ・ミュージック!2007年発表の前作『カン・クラッダーズ』も素晴らしく、2009年には実に10年振りの来日を果たし、日本のファンを大いに魅了してくれた彼らの待望のアルバムがついに到着!2000年代以降、そのサウンドをよりオーガニックなものへと徐々にシフトさせてきたハイ・ラマズ。本作『タラホミ・ウェイ』は、かつてないほどアコースティックな感触を持った、この上なく清々しい作品。流麗かつ一筋縄ではいかないメロディと優しい歌声&ハーモニー、美しいストリングスに彩られた端正なサウンド、レトロとモダン、両方の要素が同居した彼らの音楽は時代を超越している。ミックスは、ステレオラブを手掛けたティム・ゲインが手掛けている。
P-VINE
発売・販売元 提供資料(2011/03/22)
眩暈がするほど美しい通算9作目。前作で極めたソフト・ロック路線の芳香を残しつつも、よりアコースティック色を強めたインストを主軸に流麗なストリングスと淡い歌声がビロードの如くメロディーを覆い尽くした、ハイ・マラズ流ラウンジの至高とも言える逸品だ。不思議なデジャヴと郷愁に満ちた音世界は、まるで芝居の書割に描かれた遠景のように、永遠に辿り着けない<どこか>へと聴き手を誘う。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.331(2011年4月25日発行号)掲載)