UKグライム・シーンの代表格ワイリーが率いる最強クルーがこのロール・ディープ!R&B名曲:グルーヴ・セオリー“Tell Me”を引用した(2)や、同路線のポップな(5)、イビザ系な感触さえある(7)などなど、思い切りイマドキなエレクトロ・ヒップホップ方面に振り切った、にぎやかな痛快作!小難しい事言わず楽しんだもの勝ち!?LMFAO好きにも大推薦!!
タワーレコード(2011/04/13)
エレクトロ大国イギリスで生まれたエレクトロと、ヒップホップが絶妙に融合したアルバム。イギリスのシングル・チャートにて1位を記録した「Good Times」、「Green Light」、さらには元Mis-Teeqのアリーシャをフィーチャリングしたイビサ系アッパー・シングル「Take Control」他を収録。 (C)RS
JMD(2011/02/28)
「Return Of The Money Sound」から約2年ぶりの新作。すでに各方面で物議を醸している通り、グライムというよりもむしろエレクトロ・ポップ的な文脈で語ったほうがしっくりくるような内容で、それこそブラック・アイド・ピーズやピットブルの近作だったり、ファー・イースト・ムーヴメント「Free Wired」あたりと並列で聴くべき作品かと。共に全英チャートで1位を獲得した"Good Times"と"Green Light"、そして第3弾カットの"Take Control"などはイビザ的なノリもあって驚かされるが、2010年夏のミックステープ「Say No More Mixtape」で打ち出した本分のハードコア・グライム路線との極端なまでのメリハリの付け方には、ロール・ディープの不敵さ/したたかさを改めて見せつけられた思い。
bounce (C)高橋芳朗
タワーレコード(vol.328(2010年12月25日発行号)掲載)