サイモン&ガーファンクルとして、そしてソロとしても輝かしいキャリアを誇り、ビートルズやボブ・ディランと共にロックの歴史を形作ってきたシンガー・ソングライター、ポール・サイモンのヒア・ミュージック移籍第1弾。1970年代からの付き合いとなる巨匠フィル・ラモーンとの共同プロデュース。ラテン、レゲエ、アフリカン、ボサ・ノヴァ、クラシック、エレクトロといった多様な音楽を飲み込んだ、意欲的なサウンドを聴かせる1枚。 (C)RS
JMD(2011/02/17)
ロックの歴史をつくり続けてシンガー・ソングライター、ヒア・ミュージック移籍第1弾。サイモン&ガーファンクルとして、そしてソロ・アーティストとして輝かしいキャリアを誇り、ビートルズやボブ・ディランと共にロックの歴史を形作ってきた最高のシンガー・ソングライター。70歳を迎える2011年、ワーナーからヒア・ミュージックに移籍し、5年振りのスタジオ・アルバムを発表。グラミー賞【最優秀アルバム部門】を獲得した75年のアルバム『時の流れに』はじめ、70年代からの付き合いとなる巨匠フィル・ラモーンとの共同プロデュース。ラテン、レゲエ、アフリカン、ボサ・ノヴァ、クラシック、エレクトロといった多様な音楽を飲み込んだ、実に意欲的なサウンドを聴かせる。ライナー・ノーツはエルヴィス・コステロが執筆。
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2011/02/03)
一聴するとやや地味だが、聴き込むほどに深みと広がりが増してきて、しまいには彩り溢れる音の衣に包まれていくような不思議な感覚が味わえる、5年ぶりの新作。窮地の盟友、フィル・ラモーンをプロデュースに迎えたこともあってか、どこか往年の諸作にも通じる、温かみのある空気が随所に漂っている。それでも懐古モードに向かわないのがこの人の凄いところで、前作で果敢に導入したエレクトロニクスをはじめ、カントリー、ラテン、アフリカ音楽、レゲエなどの要素を散りばめた末に、そのどれかでもない未知の我流音楽を創生してしまっている。しかもそれをサラッと提示しちゃうあたりが天才的。思えば、一定の位置に留まらず、属さず、常に前進を潔しとする男の作品が、浅く偏狭なわけがないのだ。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.331(2011年4月25日発行号)掲載)