アリソン・クラウスのバンド“ユニオン・ステーション”前面バックアップのもとリリースされた前作に続く2011年作。<天才マンドリン少女>と謳われ衝撃的なデビューを飾り、2008年には来日公演も行ったシエラ。ジャケを見てもすっかり大人びた彼女、しかしながら澄み切った小川のせせらぎのような歌声は本作でも健在。未来のアリソン・クラウス第1候補です!
タワーレコード(2011/05/02)
16歳でラウンダーからファースト・アルバム『Secrets』を発表し、<ポスト・アリソン・クラウス>の最有力候補と呼ばれたシエラ・ハルの2枚目。2年と10か月という十分なインターヴァルを経て、容姿だけでなくその歌声も大人の色香を増し、マンドリン・プレイも早弾きからスロウ・テンポによる深い情感表現まで、随分奥行きを増してる。トラディショナルなスタイルにモダンでポップなアレンジを意欲的に施した、ノスタルジックな感覚と革新性が同居する素晴らしい仕上がりだ。ヴォーカル、ソングライティング、アレンジ――すべてにおいてアリソン・クラウスの音楽が良きお手本になっているのだろう。まだ10代。この素直な表現のうえに、将来どのような個性を盛り込んでいくのか? 本当に楽しみだ。
bounce (C)鈴木智彦
タワーレコード(vol.333(2011年6月25日発行号)掲載)