2010年12月25日、後藤まりこ(ギターと歌)配信によるUSTREAMにて突然の解散発表。まさかのラスト・ライヴとなってしまった2010年12月30日東京LIQUIDROOMで行われたワンマン・ライヴ"さよなら、後藤さん。"をノーカット完全収録! (C)RS
JMD(2012/08/16)
2010年12月25日、後藤まりこ配信によるUSTREAMにて突然の解散発表。衝撃すぎた。その5日後に行われたラストライブ(必然的にラストライブになってしまった!)のワンマン公演「さよなら、後藤さん。」を全17曲ノーカット完全収録!まりこ嬢の「最後ちゃうかったら別に来えへんやろ?」と挑発し炸裂するライブ。緊迫感と破壊力を持った凄まじさの最後を見届けよ。
タワーレコード(2011/04/06)
2010年12月30日LIQUIDROOMでのラストワンマンライブ『さよなら、後藤さん。』をノーカット完全収録したライブDVD。初回生産限定盤はビデオクリップを収録したDISC2付き。
発売・販売元 提供資料(2011/02/15)
<さよなら、後藤さん>という、意味深なライヴ・タイトルが発表されたのは昨秋のこと。物議を醸すなか、開催の数日前にヴォーカル/ギターの後藤まり子がネット上でバンドの解散を発表。そして12月30日の東京・LIQUIDROOMでのステージをもってミドリは解散した。こちらのDVDは、そのライヴがMCも含めてフルで収録されている(初回盤にはPVを収録した特典ディスク付き)。薄暗い場内は開演前から異様な雰囲気で、パーティー・ドレス姿の後藤をはじめメンバーが現れると大きな声が上がる。そんな観客の熱狂をいなすかの如く、ミディアムの"鳩"でスタート。しかし続く"愛のうた"で鍵盤のハジメが観客をアジテートすると、場内は瞬く間に狂乱状態へ。激しく明滅し、真っ赤に染まる照明のもと、4人は爆発的な演奏を繰り広げていく。<デストローイ!!>の絶叫が轟く"ゆきこさん"や、可愛らしくも毒々しい"あたしのお歌"、4人の丁々発止が圧巻の"リズム"など、そのアンサンブルはフリーキーだが、破綻しないぎりぎりのバランスを保っている。これは個々の高い演奏力に加えて、バンドとして振り切れる許容範囲を冷静かつ客観的に判断/把握し、その限界へ挑んできたからこそこなせることだろう。ライヴでこの演奏ができるミドリは、野性的な衝動とクレヴァーさを併せ持つ稀有なバンドだと再認識した。珍しく後藤が長めのMCをしたり、アンコールではかつてのトレードマークだったセーラー服を着たりもしているが、基本的に湿っぽさはなく、わずかなそれすらも燃焼し尽くそうとする素晴らしいライヴである。後藤まり子という飛び抜けた個性が、またユニークなキャラを持つメンバーを巻き込んで突っ走る―そんな力学が作用していたミドリは、その熱量がどう転ぶかわからない危うさと輝きとが表裏一体であり、その危機感が表現力の後押しにもなり得たのだろう。それは最後の夜まで変わらず、彼らはひときわ大きな輝きを放って燃え尽きた。本作はその気高い姿を記録した、最良のドキュメンタリーでもある。
bounce (C)鬼頭隆生
タワーレコード(vol.330(2011年3月25日発行号)掲載)