アンドレ・メーマリ&アミルトン・ヂ・オランダ。ブラジル・サウンドを支える実力派ミュージシャン・デュオが魅せるエグベルト・ジスモンチ&エルメート・パスコアル(もゲスト参加!)へのオマージュ・アルバム。ブラジル・インスト&ジャズ界を感動の渦に巻き込む、2011年の最重要作品!繊細なタッチのピアノを奏でたら、今やブラジルでもその実力はトップ・クラス。インスト/MPB/イージーリスニング系作品に至るまでの幅広い活躍で知られ、カルロス・アギーレに繋がるアルゼンチン・オーガニック・サウンドへの影響も取り沙汰される名手アンドレ・メーマリ。一方、バンドリン・ソリストでは稀に見る幅広い音楽性で、多角的な視点から洗練のブラジル・サウンドを描き続ける鬼才アミルトン・ヂ・オランダ。今、多くの後進演奏家が目指す2人の実力者がコンビを組むというだけでも注目要素だが、そのテーマが、タイトルにあるように、かのエグベルト・ジスモンチ&エルメート・パスコアルというブラジルが誇る稀代の音楽家作品集というから、これは、全世界のブラジル・サウンド・ファンを席巻する作品であることは間違いない。2007年の『CONTINUA AMIZADE』以来の共演となるアンドレとアミルトン。呼吸をするかのような掛け合いから、互いの強い主張を融合させるサウンドに至るまで、完璧な形でシンクロした音世界。「BEBE」、「FREVO」、「INTOCAVEL」、「LORO」…、ブラジルのミュージシャンが演目として究極の素材と位置づけるエルメート、ジスモンチの名曲の数々が、2人のマジカルなほど美しく彩られ技と感性で蘇る。加えて、2人が敬愛する偉大な先輩に捧げたタイトル・トラック他、随所に散りばめられたオリジナル曲の質感も、また素晴らしい。極めつけは、ゲスト参加としてジスモンチ本人が「FALA DA PAIXAO」に、さらにエルメート本人は「MUSICA DAS NUVENS E DO CHAO」にそれぞれ参加するというトピック。尊重しあうメーマリとアミルトン、そしてブラジルが生んだインストゥルメンタル・カルチャーの伝道師たるミュージシャン・スピリッツが生んだ、ブラジル・インスト大名盤の誕生だ。
発売・販売元 提供資料(2011/01/18)