前作『VOLT』から約2年ぶりとなる、吉井和哉のアルバム。2010年夏より活動の拠点を日本に構え、じっくりと時間をかけて収録曲の全てを日本でレコーディング。世代を超え、様々なジャンルを採り入れた彼オリジナルのロックが凝縮されています! (C)RS
JMD(2011/04/07)
世代・ジャンルを超えた未来につながる最高傑作誕生!2009年3月にリリースした5thアルバム『VOLT』以来、約2年ぶりとなるニューアルバム。2010年夏よりその拠点を日本に構え、全曲日本にてレコーディング。さらに海外ミュージシャンの演奏による近作とは異なり、ほぼ全曲本人の演奏によって制作。レコーディング期間をじっくりとることによって、世代や様々なジャンルをとりいれつつ吉井和哉独特のロックを徹底的に構築し、色濃く凝縮されている。収録曲はシングル「LOVE & PEACE」や年末恒例の大阪城、武道館でも披露された「アシッドウーマン」「オジギソウ」など。
EMI
発売・販売元 提供資料(2011/01/13)
6枚目の正直!? 初めて作詞・作曲はもちろん演奏も(ほぼ)すべて担当したというから、ソロ・アーティストである彼のすべてが注ぎ込まれた新作と言えよう。ここから感じられるのは、みずからのルーツに対する意識。表題からも窺えるビートルズをはじめ、昭和歌謡やブルース、USルーツ音楽、60~70sのUKロック、ジャパメタなどを滋養としたナンバーが並んでいる。すでに自身のサウンドを確立している人なのでその軸はブレていないし、これまでも音楽的な影響を反映させることも多かったけれど、今回はその色がより鮮明になった印象だ。それにしても、THE YELLOW MONKEYの“JAM”と“SO YOUNG”の合わせ技のようにも感じられる“FLOWERS”をラストに持ってきたところには、彼の王道を見た気がする。
bounce (C)加藤直子
タワーレコード(vol.330(2011年3月25日発行号)掲載)