『ROCK AND ROLL HERO』から約9年、作業中断・発売延期を経て完成したアルバム。桑田佳祐の音楽嗜好を徹底的に楽曲へと落とし込み、ジャンルを超越!全力で音楽と向き合い、自分自身を表現した、これぞ正に"MUSICMAN"と呼ぶに相応しい1枚。 (C)RS
JMD(2011/01/17)
『ROCK AND ROLL HERO』から約9年!アノ突然の発表による作業中断・発売延期を経て完成した切望に切望された“桑田佳祐”のアルバムが遂にリリース。桑田佳祐の音楽嗜好を徹底的に楽曲へ落とし込み、ジャンルを超越!全力で音楽と向き合い、自分自身を表現した、これぞ正に“MUSICMAN”と呼ぶにふさわしい全17曲収録の超大作アルバム。アナログ2枚組の重厚感あるスペシャル仕様。ジャケットはCDとは別絵柄。
ビクター
発売・販売元 提供資料(2011/01/07)
制作の中断を経て完成した、9年ぶりのアルバム。全17曲という大作だけど、あっという間の70分……でも聴き応えは抜群です。サザン・ロック調の“現代人諸君”やノヴェルティー感満載のニューオーリンズな“OSAKA LADY BLUES~大阪レディ・ブルース~”、ボブ・ディランっぽい“それ行けベイビー!!”、場末風味の妖しい歌謡曲“グッバイ・ワルツ”、アンタも好きね~というエロさが笑えるデジロック“EARLY IN THE MORNING~旅立ちの朝~”、さらに桑田印のグッド・メロディーが冴える“古の風吹く杜”といった曲もあり、その振り幅が魅力。また、歌詞には現代社会を意識した内容が多いのも興味深い。命を削って作られた……と言うと重いけど、長く愛でられるであろう素晴らしい作品です。
bounce (C)加藤直子
タワーレコード(vol.329(2011年2月25日発行号)掲載)