40年以上のキャリアを誇る映画監督であるリンチが、初の<音楽作品>を発表。霧中にいるようなドリーミーさとダークネスが混在するエレクトロニック・サウンドは、彼の映像作品から受ける感覚そのもののよう。豪華リミックス陣にも注目で、中でもアンダーワールドはカール・ハイドがヴォーカルをすべて自ら取り直し、彼らの世界観に見事に引き込んでいる。
タワーレコード(2011/01/26)
『イレイザーヘッド』、『Mulholland Drive』『Blue Velvet』『Lost Highway』『The Elephant Man』、そして世界中でカルトヒットとなったTVシリーズ『ツイン・ピークス』といったアイコニックな作品を数多く手がけてきた映像作家/ヴィジュアル・アーティスト、デヴィッド・リンチが、UKのインディペンデント・レーベル“Sunday Best Recordings”からエレクトロニック・ミュージック作品を発表し、キャリアの新たな一章をスタート!今回リリースされる作品にはオリジナル楽曲2曲に加え、アンダーワールド、ベースメント・ジャックスのサイモン・ラトクリフ、コールドプレイのプロデューサーとして名を馳せたジョン・ホプキンスなど早々たる面々が参加。アンダーワールドは、カール・ハイドがヴォーカル・パートをすべて自身で取り直し、彼らの世界観に見事に引き込んでいる。
BEAT RECORDS
発売・販売元 提供資料(2011/01/26)
映画界の巨匠が音楽作品を発表と耳にして実際驚いたが、彼みずから関わることも多い音楽(や音楽効果)が重要な役割を果たすリンチ作品を思い返してみると、納得のいく展開でもある。特に近年はレーベルを設立したり、デンジャー・マウス&スパークルホースと共作したりと、音楽ネタが多かった。ヴォーカルまで披露するリンチによるエレクトロニックな"Good Day Today"と気怠い"I Know"に加え、その2曲を精鋭たちがリミックスを施した作品。アンダーワールド、ベースメント・ジャックスのサイモン・ラトクリフ。サーシャ、スクリーム、ボーイズ・ノイズ、ディスクヨッケら、らしさが際立つリミックスばかり。映画に絵画、そして音楽と、アウトプットの手段が増えた65歳。もっと聴いてみたい。
bounce (C)栗原聰
タワーレコード(vol.329(2011年2月25日発行号)掲載)