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20世紀を語る音楽 2
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商品の情報

フォーマット

書籍

構成数

1

国内/輸入

国内

パッケージ仕様

-

発売日

2010年11月

規格品番

-

レーベル

ISBN

9784622075738

作品の情報
メイン
著者
訳者
収録内容

構成数 | 1枚

目次 | 第2部 1933‐1945年(承前)
9 死のフーガ――ヒトラー時代のドイツ音楽

第3部 1945‐2000年
10 零時――合衆国軍とドイツの音楽、1945‐1949年
11 すばらしい新世界――冷戦と50年代の前衛
12 「グライムズ! グライムズ!」――ベンジャミン・ブリテンの情熱
13 ザイオン公園――メシアン、リゲティ、60年代の前衛
14 ベートーヴェンは間違っていた――バップ、ロックそしてミニマリストたち
15 沈める寺――世紀の終わりの音楽

エピローグ
謝辞

原註
音源・読書案内
訳者あとがき
索引

2巻の記述はナチ・ドイツ時代の音楽から始まる――権力者としてのヒトラーの音楽への態度は、スターリンと奇妙な好対照をなしていた。冷戦は政治的に正しい音楽の勃興という影を落とし、前衛は作曲家にとってほとんど義務となったが、その背後には諜報機関の存在があった――。ジェンダーやセクシュアリティなど近年の音楽学の成果も導入し、記述は分野横断的になっていく。
「著者はポピュラーなジャンルにも精通しており、幅広いジャンルを軽々と渡り歩いて議論を進めていく。たとえばショスタコーヴィチの第五交響曲の緩徐楽章に出てくるメロディとミュージカル《ショウ・ボート》のコーラスに同じ音程関係が現れ、シベリウスの第五の冒頭とコルトレーンの《至上の愛》の音型が同じだと指摘する。こうした議論ができる人はこれまでいなかった」(訳者あとがきより)
現代音楽と聴衆の乖離は、寒々しい前衛が招来した必然だった。しかし本書は新たな好奇心に火をつけ、音楽の聴き方に、これまでにない地平を拓く。巻末に、著者による詳細な「音源・読書案内」を付す。
    • 1.
      [書籍]
レビュー
  • いわゆる現代音楽や前衛音楽という難解な音楽だけではなく、タイトルにあるように20世紀に作られた音楽全般を取り上げていることはこの本の特徴のひとつといえます。R.シュトラウスの《サロメ》にはじまり、マーラー、ストラヴィンスキー、シェーンベルクはもちろん、シベリウス、ブリテン、ガーシュウィン、そしてケージ、ライヒ、グラスなどからエリントンやコルトレーンまで、ここで取り上げられる作曲家や音楽家、作品の幅広さは従来の同様の本にはなかった内容で、20世紀音楽の全容(やや大げさか)を俯瞰し紹介しています。音楽が大きく様変わりした第2次大戦を境に上下2巻に分けて、調性を中心に言及したその内容は、政治的なエピソードも踏まえながら、専門的な側面での解説もあり、20世紀音楽を知る最良の1冊といえるでしょう。本書の中で取り上げられた作品の推薦録音が巻末にあるのも良心的です。
    intoxicate (C)谷川和繁

    タワーレコード (vol.89(2010年12月20日発行号)掲載)

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