クラシック
CDアルバム

松村禎三: 交響曲第1番, 第2番, ゲッセマネの夜に

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フォーマット CDアルバム
発売日 2010年12月10日
国内/輸入 輸入
レーベルNaxos
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 8570337J
SKU 4945604703376

スペック

プロデューサー:ティム・ハンドリー 解説:西耕一

構成数 : 1枚
プロデューサー:ティム・ハンドリー 解説:西耕一

【曲目】
松村禎三:
1-3. 交響曲 第1番(1965)
4-6. 交響曲 第2番(1998/1999年改作/2006年最終稿)…世界初録音
7. ゲッセマネの夜に(2002)
【演奏】
神谷郁代(ピアノ)…4-6
アイルランド国立交響楽団
湯浅卓雄(指揮)
【録音】
2006年9月18-19日 アイルランド ダブリン ナショナル・コンサート・ホール

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      交響曲第1番 - I. Andante
    2. 2.
      交響曲第1番 - II. Adagio
    3. 3.
      交響曲第1番 - III. Allegro
    4. 4.
      交響曲第2番 - I. half note = 50
    5. 5.
      交響曲第2番 - II. quarter note = 46
    6. 6.
      交響曲第2番 - III. half note = 50
    7. 7.
      ゲッセマネの夜に

作品の情報

メイン

その他
作曲: 松村禎三

商品の紹介

スコアを埋め尽くす無数の音、その蠢くエネルギーに震撼せよ!
言葉、音を徹底的に凝視し、創造力を飛翔させた松村禎三の3つの作品。交響曲第1番では、無数の蝗の羽音が築く分厚い音の壁の向こうに見えるアジア的なもの、交響曲第2番では、ピアノと管弦楽の対話の中から見えてくる金剛力士像の眼差しに根差す悲しみ、「ゲッセマネの夜に」では全てを見通すキリストの眼差しが描かれる。
タワーレコード(2010/12/13)

2010年の終わりを締め括る注目新譜登場。3年の沈黙を破って、松村降臨!
■戦後の日本作曲界でも独自な頂点を極めた作曲家、松村禎三
本来なら輝かしい青年時代を過ごすはずであった20歳代の始めに、結核のため5年半もの療養生活を送ったことが、彼の作風に大きな影響を及ぼしているという。身動きのできないベッドの上で、一つのものを徹底的に見つめるという「作業」は音楽だけでなく、言葉を自在に操ることにもつながり、その後の彼は俳句の世界にも大きな足跡を残すこととなる。
1965年に作曲された「交響曲第1番」は、日本フィルハーモニー交響楽団の日本の作曲家への委嘱初演企画「日フィルシリーズ」第14作目として作曲されたもの。当時携わっていた映画音楽で培った管弦楽法と、彼独自の思想「アジア的な発想をもった、生命の根源に直結したエネルギー」が見事に結実した作品であり、湧き上がる音の奔流に圧倒されるのは間違いない。
「交響曲第2番」はサントリー音楽財団の委嘱を受けて作曲された。1999年に再演(その時に第3楽章を改訂)。2006年には湯浅卓雄指揮によるこのレコーディングのために再改訂を行い、これが結果的に最終稿となった。列車の中で、偶然、興福寺の金剛力士像のポスターを見た松村は、その筋肉隆々の恐ろしい姿の中に、哀しみの光を見出したという。第1番の交響曲から35年の月日が流れ、彼の視点も「アジア的」なものから、もっと大きなものへと移っていく。人間の持つ苦悩、哀しみ、希望…。そのようなものが根底に流れている。ピアノを伴う管弦楽の響きは様々なものを聴き手へと伝えゆく。
「ゲッセマネの夜に」は彼の最後の管弦楽作品である。当時オーケストラ・アンサンブル金沢のコンポーザー・イン・レジデンスであった松村は、同団の委嘱を受けてこの曲を作曲した。ゲッセマネとは、キリストがイスカリエオのユダの裏切りにあい、捕えられた場所であり、ユダが銀貨30枚でキリストを売り渡してしまう場面を緊迫感を持った音で描いている。この頃キリスト教の洗礼を受けていた松村が、ジョットの絵の複製を見ながら構想を練ったというもので、イエスのまなざしは、ユダだけでなく、全ての人間の持つ哀しみまでを見通し、曲の最後は美しいヴァイオリン・ソロで祈るかのように終わりを迎える感動的な曲である。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2010/11/02)

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