闘う詩人ギル・スコット・ヘロンがフライング・ダッチマン・レーベルでの3枚のアルバムで獲得した、強靭なリズムとソウル、ジャズのサウンドに乗せてメッセージを発信するというコンセプト、そのスタイルをより強力な形で具現化する知識と才能を持つミュージシャン、ブライアン・ジャクソンとの出会いから生まれた1974年の名作『Winter in America』はマイナー・レーベル“ストラタ・イースト”からのリリースだったが為、一般的認知、セールスには結びつかなかったが、その先鋭的内容が一人の男を突き動かす。大手CBSでコンサルタントを務めていたクライヴ・デイヴィスは、自身の新レーベル“アリスタ”の第1号アーティストとしてギルとブライアンのコンビと契約、メリーランド州D&Bサウンド・スタジオで2ヶ月に亘るレコーディングの末、前作を上回る名作『Midnight Band: The First Minute Of A New Day』が誕生する。前作で用いられた深く沈み込む様なジャジーなサウンドはそのままに、パワフルなバンド・アンサンブルを加味する為に徴収されたのはヴォーカリスト、ヴィクター・ブラウンと彼の率いるブラック・ミュージックとブルース演奏を得意とするグループ。楽曲によりギルとヴィクターのヴォーカルが使い分けられ、アルバム名の一部ともなった「THE FANTASTIC MIDNIGHT BAND」の生むダイナミックなグルーヴは、ギルの発信するメッセージをよりダイレクトに伝える効果的なエレメントに発展、アルバムはジャズ・チャート17位、ブラック・チャート8位、ポップ・チャート30位と、ギル・スコット・ヘロンの名前は一躍全米の音楽ファンに知れ渡る事となる。オリジナル・マスター・テープからのリマスターで再CD化。名作はいつの時代も次の世代へきっちり語り継がれるべきなのです。
発売・販売元 提供資料(2010/11/04)
This follow-up to the righteous and soulful Winter in America LP continues with the solid, decidedly left-of-center jazz-R&B that made him a cult figure throughout the '70s. This output, with the opening meditation of "Offering" and the right-on "Ain't No Such Thing as Superman," solidifies Heron's place in the pantheon of jazz poets. Dig the recited (possibly improvised) live take of "Pardon Our Analysis," a follow-up to his seminal "H2O Blues." And some reissues feature four unreleased tracks, including a live medley of "The Bottle/Guan Guanco." ~ Tim Sheridan|
Rovi