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カルロス・クライバー ある天才指揮者の伝記 下

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フォーマット 書籍
発売日 2010年10月31日
国内/輸入 国内
出版社音楽之友社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784276217959
ページ数 472
判型 4-6

構成数 : 1枚
目次 : VI 頂点に立つ指揮者――ヴェルディ《オテロ》でついに世界的指揮者へ
ミラノ 1976~77年――クライバーの《オテロ》、スカラ座を征服
ロンドン 1977年――《エレクトラ》でビルギット・ニルソンと共演
ミュンヘン 1976~77年――ひとつの時代の終り
ミュンヘン 1977年――ジョン・ノイマイヤーとの《オテロ》
ミラノ 1978年――ワーグナーとのワーグナー
ミュンヘン 1978年――《オテロ》との別れ

VII 世界を股にかけて――四大陸での客演
シカゴ 1978年――自らの影を飛び越えて
ウィーン 1978年――テレビでの《カルメン》
ミラノ 1979年――《ラ・ボエーム》、メディアの事件に
ミュンヘン 1979年――《ばらの騎士》の収録
ロンドン 1979年――歴史に不朽の名を残す
ドレスデン 1980/81年――嵐のようなレコード録音
ミラノ、ミュンヘン 1980~82年――仮面と仮装
ウィーン 1979~1981年――ウィーンでの演奏会、メキシコ・ツアー
ミラノ 1981年――ロンドンでの立腹、日本での幸せ

VIII 引く手あまたの指揮者――原則主義のスター
ミュンヘン 1981/82年――天才指揮者への求愛
ベルリン 1982年――楽譜を求めての戦い
ウィーン 1982年――自然発生的な最高の演奏会
ウィーン 1982年――気まぐれの旅
アムステルダム 1983年――王立オーケストラとの共演
ミュンヘン 1983/84年 と シカゴ 1983年――ベートーヴェンの交響曲第六番での春の予感
ウィーン 1985年――勝利の凱旋
ミュンヘン 1985/86年――謝肉祭の陶酔と興醒め

IX 伝説化――引退のはじまり
ミュンヘンとハノーファー 1985年――引退への道
ミュンヘン 1986~1988年――勝利とミュンヘンからの撤退
ロンドン、ミラノ、ニューヨーク 1987/88年――訣別と遅ればせのデビュー
ウィーン 1988/89年――センセーショナルなニューイヤー・コンサート
ベルリン 1989年――連邦共和国大統領のためのガラ・コンサート
ニューヨーク 1989年――蓄膿症にかかったヴィオレッタ
ロンドンとニューヨーク 1989/90年――二つの都市の制覇
ザルツブルク 1990/91年――骨折り損
ウィーン 1992年――ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員との新たな親密な関係
ウィーン 1991~93年――《英雄の生涯》をめぐる戦い
東京/ミュンヘン 1992年――セルジウ・チェリビダッケとの対話
ウィーンと東京 1994年――もう一度の《ばらの騎士》

X 去り行く人――遅ればせの勝利と静かな訣別
ベルリン 1994年――リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーのためのお別れガラ・コンサート
インゴルシュタットとミュンヘン 1996年――活力と好意
カナリア諸島 1999年――最後の楽旅
グリューンヴァルト 1999~2004年――ある伝説の終章

あとがき 苦悩と歓喜が一つに融けるとき──カルロス・クライバーという現象

訳者あとがき

ディスコグラフィー
文献一覧
ディスコ&ビデオグラフィー
人名索引

  1. 1.[書籍]

2008年初めにドイツで刊行された、指揮者カルロス・クライバー(1930-2004)の、本格的な伝記である。本人を直接知る人々への膨大な量の取材により、謎の多かったこの指揮者の生涯の足跡を丹念にたどり、その人となりを明らかにし、その芸術の源に迫った力作である。下巻では、頂点に上り詰めたこの指揮者が、徐々にファンの前から登場機会を減らし、ついに没するまでが描かれる。来日公演をいつも楽しみにしていたというこの指揮者の、日本という国に寄せる思いも記されていれる。

作品の情報

商品の紹介

昨年9月に上巻が発売、首を長くして下巻の発売を待ちわびていたが、この10月にようやく発売である。上巻はクライバーの誕生から1976年までを扱っていたが、下巻は同じく1976年から死の年2004年まで。敢えて本書とは直接関係ない話を書かせて頂く。筆者はカルロス・クライバーの実演を聴いたことがない(2回聴くチャンスはあったが、最初はこちらの事情で、2度目はアーティスト側の事情でその機会は潰えた)。人生にはかかる悔やんでも悔やみきれぬ事態が恐らく何度かは誰にでも起こり得ると思うが、これなどは筆者にとってはその最たるものである。あの奇跡的なブラームスの第2、そしてモーツァルトのリンツのDVDを観る度に、その都度溜息を漏らしつつもムジークフェラインのサイド席でいささか退屈そうな顔をしている老婦人に対し「世界の神秘はそう誰にも彼にも分かるものではあるまい」と心密かに毒付くのが今となっては関の山である。本書は筆者にとっては生きていればカルロス80歳となる本年最高の贈り物。
intoxicate (C)藤原聡
タワーレコード(vol.89(2010年12月20日発行号)掲載)

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