昭和の日本映画サウンドトラックの真の名盤」を追い求めるプロジェクト・レーベル“富士キネマ”第9弾!多くのファンが、存在の確認さえとれなかった、伝説のサントラ『聖職の碑/竹山ひとり旅』カップリング盤をそのまま、発売時の東宝レコード版ジャケットで紙ジャケットCD化!!先にリリースし、大反響を起こした『八甲田山』の製作チームが再結集し、大正2年に駒ケ岳で起こった、小学校修学登山遭難事件を人間愛あふれるタッチで森谷司郎監督が映画化した『聖職の碑』。音楽は、森谷監督とはこの作品が初めてとなった、日本作曲家界の巨匠・林光。フォルクローレ調のリズムに、日本人の心の琴線に触れる美しく感動のメロディを聴かせる。そして、カップリングは、同じく林光による、盟友にしてこちらも巨匠の新藤兼人監督が、放浪の津軽三味線奏者の高橋竹山の若き日を映画化した名作『竹山ひとり旅』。シブい題材でありながら、知らずに聴くと、ヨーロッパ映画のサントラを聴くようなモダンで美しいサウンドを凝らす林光の世界。尺八のソロ演奏もあり。未知だったファンにも、美しく深いサウンドのサントラ盤として、自信をもってお薦めできる傑作です!
『聖職の碑』(1978年・東宝映画)監督:森谷司郎、出演:鶴田浩二、岩下志麻
『竹山(ちくざん)ひとり旅』(1977年・近代映画協会)監督:新藤兼人、出演:高橋竹山、林隆三
発売・販売元 提供資料(2010/10/26)
美しく気品あふれる日本の映画音楽の隠れた逸品。静かに感動したい方に超おすすめ!
『聖職の碑』(1978)
サウンドトラック
音楽 林光
監督 森谷司郎
主演 鶴田浩二、三浦友和、北大路欣也
『八甲田山』の新田次郎原作による、大正時代の信州の“修学登山”での遭難における壮絶な人間ドラマを、校長や若き教師たちの人間群像を中心に描く悲劇のスペクタクルを『八甲田山』の森谷司郎が監督で描く78年東宝作品。こちらの音楽は、単独作のCD化は珍しい名匠、林光(はやしひかる)。まさに日本の人間ドラマですが、音楽は、フォルクローレ調の民族楽器により、淡々と、しかし美しいメロディを奏で、サブテーマなどでノスタルジィも醸しだす。曲によってはちょっとマカロニを思わせたりもする。後半は、林が盟友にして巨匠、新藤兼人監督作の『竹山ひとり旅』(主演 林隆三、乙羽信子)で、こちらも、幻想的なストリングスの美しいメロディのメインテーマは、極寒の東北を舞台にしたドラマは想像できないむしろ、ヨーロッパ映画を思わせる洒脱なセンス。そのメロディのナンバーと、エコーを効かせて孤独感にじむ尺八のナンバーをほぼ交互に。シンプルで音数少ないが、間によって、じっくり聴かせるタッチは、今のサンタオラージャや大友良英による映画音楽と似た感覚でもある。静かに感動したい方に、おすすめです!! (C)馬場敏裕
タワーレコード