ソウル・レジェンド-レイ・チャールズの本物のソウル・ミュージックを厳選したスーパー・ベスト!そしてこれは、レイ・チャールズのヒストリーを描いた映画『レイ』の劇中で流れる、レイ・チャールズ自身が音源を選んだ、まさに本物のサウンドトラック。 (C)RS
JMD(2010/10/04)
どうしようもなく、ただただ、レイの歌が流れてくるたびに目頭が熱くなった。“I Got A Woman”のレコーディング・シーンにジワ~、“What'd I Say”のステージ・シーンにジワ~。上映中の二時間半もの間ずっとその繰り返しで困った。
この作品はレイ・チャールズの存命中に製作された彼の伝記映画である。監督はテイラー・ハックフォード。彼の代表作といえば「愛と青春の旅立ち」だろうが、音楽ファンからしたら、あのチャック・ベリーの「ヘイル・へイル・ロックンロール」を撮った人、ってことになるだろう。レイの人生を語るうえでどうしても切り離せない、数々の女性問題やドラッグ中毒といった生臭い部分を赤裸々に語るシナリオは、監督がレイ本人に取材を行って組み立てられたものだ。幼い頃に直面した弟の死(映画では洗濯桶で溺死と描かれているが、実際は風呂桶)のトラウマと格闘するレイのイメージ・ショットの多用など、影そして闇の描写にかなりの執着心を燃やす監督であるが、音楽シーンの演出にはそれ以上のこだわりをもって臨んでいる。数々の閃きによって名曲たちが誕生していくエピソードをドラマティックにそしてダイナミックに描き上げてレイのジーニアスぶりを証明していくのだが、そこのところがホント巧すぎで、気持ち良く盛り上がり、そして素直に泣けてしまう。巧すぎといえば、レイ役のジェイミ-・フォックス(「コラテラル」や「アリ」でお馴染み!)による魂込もった模倣演技。まるで催眠術をかけられたかのようにレイ・チャールズそのものになってしまっており、スクリーンで微笑む彼に向かって思わず、和田アキ子のような感じで「レイちゃん!」と呼び掛けそうになったりした。
この映画の完成を待たずして逝ってしまったレイ・チャ-ルズ。それを考えるとただただ切なくなって困る。映画館を出たら上を向いて歩こう。
bounce (C)桑原 シロー
タワーレコード(2005年01,02月号掲載 (P130))
アカデミー主演男優賞・監督賞・作品賞ノミネート!!
レイ・チャールズの感動の生涯を描く傑作でも
紹介された、代表曲の数々。
ハックフォード監督自身がプロデュースしたベスト盤!!
『レイ』(2004)
公開記念・レイ・チャールズのベスト盤!!
映画の中でも最も感動的な「我が心のジョージア」
は、シングル・バージョンと日本でのライブ録音!!の
2バージョンを収録。初期の名曲「メス・アラウンド」
「アイヴ・ガット・ア・ウーマン」から、ほぼ発表順に
よる構成で、映画の感動の再現にも最適!!
(映画中にジェイミー・フォックスがカバーしている
バージョンは収録されていません)
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2005/01/26)
アカデミー主演男優賞・監督賞・作品賞ノミネート!!
レイ・チャールズの感動の生涯を描く傑作でも
紹介された、代表曲の数々。
ハックフォード監督自身がプロデュースしたベスト盤!!
『レイ』(2004)
公開記念・レイ・チャールズのベスト盤!!
映画の中でも最も感動的な「我が心のジョージア」
は、シングル・バージョンと日本でのライブ録音!!の
2バージョンを収録。初期の名曲「メス・アラウンド」
「アイヴ・ガット・ア・ウーマン」から、ほぼ発表順に
よる構成で、映画の感動の再現にも最適!!
(映画中にジェイミー・フォックスがカバーしている
バージョンは収録されていません)
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2005/01/26)