| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2010年11月24日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Sony Classical |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | SICC-1424 |
| SKU | 4547366057508 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:15:25
【収録曲】
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
交響曲 第94番 ト長調 Hob. I-94 「驚愕」
(1) I. A dagio - Vivace assai
(2) II. A ndante
(3) III. Menuetto. Allegro molto
(4) IV. Finale. Allegro di molto
交響曲 第95番 ハ短調 Hob. I-95
(5) I. A llegro moderato
(6) II. A ndante cantabile
(7) III. Menuetto
(8) IV. Finale. Vivace
交響曲 第45番 嬰ヘ短調 Hob. I-45 「告別」
(9) I. A llegro assai
(10) II. A dagio
(11) III. Menuet. Allegretto
(12) IV. Finale. Presto - Adagio
【演奏】
パブロ・カザルス(指揮)
マールボロ音楽祭管弦楽団(1-8)
プエルト・リコ・カザルス音楽祭管弦楽団(9-12)
【録音】
1967年7月9日(交響曲第94番)
1967年7月8日(交響曲第95番)以上、マールボロでのライヴ・レコーディング
1959年夏、プエルト・リコでのライヴ・レコーディング(交響曲第45番)
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どちらもカザルスを尊敬する音楽家たちが集まっての音楽祭でのライヴ録音。
驚愕でのチャーミングな演奏を聴くと、カザルスの愉しそうにハイドン、そしてオーケストラと遊んでいるようなカザルスの姿が感じられます。チェロなどの低音楽器を強調するかと思っていましたが、それがなくて、肩透かしでした。
交響曲第95番は 冒頭の慟哭するような響きが印象的。まるで序奏のような ゆっくりとしたテンポにも! そしてそれは反復した時にも! 第2楽章のチェロのソロは、使用楽譜がオイレンブルク版らしく、合奏です。チェロのソロは メヌエットのトリオのみです。終楽章がまるで、雨があがって 喜んで外に出て遊ぶ子どものような 生命の爆発が感じられる 名演となっています!
告別交響曲は、冒頭の焦燥感と不安感のエネルギーが半端ないですね!第2主題で弦楽器を刈り込んで 少しテンポを緩めたあたりは、見事です。
第2楽章では超スローテンポで 旋律をしっかり描ききりました。こちらは 圧巻です。前後半とも反復せずに9分半ですから!→反復したら19分ですから!飢えとの闘いのような苦しさを感じました。
そして 重心の下がり切ったメヌエット!なんと寂しそうなトリオ(のホルン!)。
終楽章の開始は 何気ない普通の様子。そしてあのAdagioに、なんと温かくはいるのでしょう。これってもしかして、ひとりずつ 天国に昇っていく音楽なのでは?と、思えるような…
そんなカザルスの『告別』交響曲でした。
この並びでCD化した発売元に拍手です!
第95番と『告別』が このうえもない名演奏です。
ハイドンファン以外、カザルスファン以外の方々にも、ぜひ聴いても損のない名盤です!