注目のカルテット・レーベルから、異色のスパニッシュ・カルト・ホラー・サウンド!!
『悪魔の墓場』(1974)
サウンドトラック
音楽 ジュリアーノ・ソルジーニ
監督 ホルヘ・グロウ
主演 レイ・ラヴロック、アーサー・ケネディ
カルテット・レーベルは、スパニッシュ・ホラーの再検証という作業も大切な模様で、このカルトをピックアップ。そう、スペイン/イタリア合作なのですね。害虫駆除のために発信された超音波によって蘇った死人たち。『ナイト・オブ・リビング・デッド』のヨーロッパからの反応の代表作。ただし、このジュリアーニ・ソルジーニによる音楽というかサウンド・エフェクトが他と違う。乾いたグルーヴを聴かせるジャズロック・サウンドのナンバーと、効果音的な無音階サウンドと女声の叫び声や笑い声などのバリエーションで紡ぐほぼ実験音楽的なテイクが入り混じる。この、人の声を電子処理して空間に広げていくサウンドは、74年という年代のB級ホラーのサントラとしては、ショッキングである。16曲目以降は、スペイン/イギリス合作の『ゾンビ特急"地獄"行』(1972/監督 ユージニオ・マーティン/主演 クリストファー・リー、ピーター・カッシング、テリー・サバラス/音楽 ジョン・カカバス)。1902年のシベリア鉄道の列車中で、輸送中のミイラが蘇える。エアポート・シリーズでも知られるTV畑のマエストロ、カカバスによる美しいメロディを挟み込みながら、聴きやすいサスペンス・サウンドの演出。 (C)馬場敏裕
タワーレコード