2009年にケープタウンで南アフリカのヒップホップ・シーンを長年に亘り牽引してきたNinja、 Yo-Landi Vi$$er、DJ Hi-Tekの3人で結成されたユニークなレイヴ、ヒップホップ・ユニットのメジャー・デビュー・アルバム。Watkinは様々な人格を使い分けており、Die AntwoordではNinja(忍者)として参加。彼等のブレイク・ポイントは、2009年に南アフリカのシネマフォトグラファーとNinjaが共同制作したシングル「Enter The Ninja」。南アフリカのプロバイダーのサーバーがパンクする程のアクセス数を獲得し、その後スムーズなアクセスを確保するためにアメリカのプロバイダーにサーバーを移したほど。多岐に亘る様々な文化を1つにブレンドしたオリジナルなサウンドと、Zefという南アフリカのスラングを交えたメッセージは彼等ならでは!
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2010/09/10)
今年の<サマソニ>のステージにも立った南アフリカのヒップホップ・トリオが、以前より自身のオフィシャル・サイトで公開していた音源をアップデートしてチェリートゥリーからワールドワイド・リリース。彼らの存在を一躍知らしめることになったPV“Zef Side”(YouTubeでの再生数は約800万回!)のあの衝撃と興奮が見事にパッケージングされた傑作で、20フィンガーズ“Short Dick Man”のベースラインを引用した“$copie”を筆頭とするチープで猥雑なシンセ・サウンドはもとより、ゼフ(白人貧困層を意味するアフリカーンス語)をレプリゼントするニンジャとヨーランディのダーティーで奇怪なパフォーマンスがとにかく痛快。ディプロがプロデュースを務めた“Evil Boy”も聴ける。
bounce (C)高橋芳朗
タワーレコード(vol.327(2010年11月25日発行号)掲載)