坂本龍一と大貫妙子の"ジャパニーズ・ニュー・クラシカルソングス"
2010年に発売された坂本さんのピアノと大貫さんの歌だけで構成された歌曲集。坂本さんが紡ぐ旋律に大貫さんの凜とした声がぴったりと寄り添いお互いが持つ音楽の美しさを引き立てあう。プログラムにあまりにも自然に現れる三木露風の"赤とんぼ"がこのアルバム全体の叙情性を際立たせる"ジャパニーズ・ニュー・クラシカルソングス"といえる作品。
タワーレコード(2024/05/24)
1970年代前半の出会いから数多くの共作・共演を経てそれぞれ独自の音楽世界を確立してきた朋友、坂本龍一と大貫妙子。坂本龍一の楽曲に大貫妙子が言葉を紡ぎ唄うアルバム。本作の大きな礎となっているのは「音楽の持っている力」。音楽に「訴えかける力」があれば、それがゆるぎない大きなパワーとなる。 (C)RS
JMD(2010/10/21)
“大貫妙子 & 坂本龍一”による作品タイトルは『UTAU(読み:うたう)』。1970年代前半の出会いから数多くの共作・共演を経てそれぞれ独自の音楽世界を確立してきた朋友、坂本龍一と大貫妙子。坂本の楽曲に大貫が言葉を紡ぎ唄うアルバムです。今回の作品の大きな礎になるのは「音楽のもっている力」。音楽に「訴えかける力」があれば、それが大きなパワーとなります。共同制作のアルバムとしては13年ぶりとなる作品。
AVEX
発売・販売元 提供資料(2010/09/10)
このコンビで制作されるのは13年ぶりなのだとか。ピアノと歌―ここでこれでもかと浮かび上がってくる大貫のヴォーカルは、優しいとか温かいとかそういうのではなく、誤解を恐れずに言えば無機質、むしろ恐ろしさすら感じさせる。一方で温度のある坂本の柔らかいピアノが寄り添っているからか、余計にその独特な質感が際立っているみたい。そんななか、もっともアップテンポな“a life”が耳に心地良い鮮やかさを残す。
bounce (C)加藤直子
タワーレコード(vol.327(2010年11月25日発行号)掲載)