これまでに数々のプラチナ・アルバム、グラミー賞受賞を獲得。通算2,500万枚のアルバム・セールスを記録する、キャリア50周年を迎えたアーロン・ネヴィルによる、ホームタウンであるニュー・オリンズがハリケーン・カトリーナに襲われて以来初となるアルバム。カトリーナの被害により自身の家を失ったネヴィルが、音楽とともにニュー・オリンズに向きあい制作されたもので、同じくニュー・オリンズ出身でネヴィルの幼馴染である、伝説のソングライター、アラン・トゥーサンがピアノを担当。心を溶かすマジカル・ヴォイスは健在。
EMI
発売・販売元 提供資料(2010/09/24)
アーロン・ネヴィル(ヴォーカル)、アラン・トゥーサン(ピアノ)、ジョー・ヘンリー(プロデュース)らがこのアルバムに託したニューオーリンズへの深い思い。トラディショナルなゴスペル・ヴォーカルとリズム&ブルース、ジャズ、ブルースのエッセンスがブレンドされた、古くて斬新なニュー・ミュージック。傷ついた心を救うのは回顧ではなく、未来への希望であることを彼らはよくわかっているのだろう。
bounce (C)鈴木智彦
タワーレコード(vol.331(2011年4月25日発行号)掲載)
多くの人が首を長くして待っていたであろう、ジョー・ヘンリー・プロデュース作が到着した。のっけから言うと、ジョー作品は全部買い状態だという固定ファンにはまたとない喜びを、ニューオーリンズ・ファンには新たな感動を運んでくれるはず。内容は、ふたたびのゴスペル・アルバム。ブルースやカントリーのクラシックなども配しつつ、奥深く彩り豊かなアメリカーナ劇場が描かれていく。ジェイ・ベルローズやグレッグ・リーズほかジョー組の腕利きたちによるアーシーでファットなサウンドがもうじき70歳を迎える主役が醸すスピリチュアルなムードにことごとくハマリまくっており、終始劇的なシーンの連続だ。でもって、このシアワセな共鳴音を奏でているひとりに、アラン・トゥーサンもいるのである。蝶のように軽やかな彼のピアノに合わせて黄金の歌声が躍るフレッド・マクダウェル作《You've Got To Move》なんて絶句もの。ウチではマジで神が降りてきました。
intoxicate (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.89(2010年12月20日発行号)掲載)