世界初"ルイ・マル"の名作をリメイクした、2010年10月公開の映画『死刑台のエレベーター』(主演:吉瀬美智子、阿部寛)のオリジナル・サウンド・トラック。 (C)RS
JMD(2010/08/30)
ポートマン組のスタッフとしてイギリスで活躍する日本人コンポーザーによる正統派サスペンス・スコア。デスプラ・ファンあたりにもお薦め。
『死刑台のエレベーター』(2010)
サウンドトラック
音楽 山本友樹(ヨウキ・ヤマモト)
監督 緒方 明
主演 吉瀬美智子、阿部寛、玉山鉄二、北川景子
ルイ・マルの歴史的名作『死刑台のエレベーター』を日本でリメイク。監督は『いつか読書する日』『のんちゃんのり弁』『独立少年合唱団』などの緒方明。劇伴は、オリジナルのマイルスのジャズとは方向性を異ならせ、こちらは正統派なストリングス主体の、エロティックさもにじませるメロディをしっかり聴かせるオーケストラ・サウンド。演奏はブルガリアン・ナショナル・ラジオ・オーケストラ。そこに、渡辺香津美のアコースティックギターが絡む。音楽は、イギリスでおもに活動し、レイチェル・ポートマンやパトリック・ドイルのアレンジやプログラミングなどに関わっている日本人、ヨウキ・ヤマモト。ポートマンやドイルというと、ピュアな清潔感のイメージがあるので、まさしくポートマンやドイルが、この題材に音をつけたら…のイメージのサウンド。デスプラのサントラが好きな方あたりにお薦めです。そうですね、デスプラの色気に近づこうとしている感じでしょうかね、このサウンドは。 (C)馬場敏裕
タワーレコード