─超優秀録音─ ついに新音楽監督ムーティ登場!
豪華ソリストはフリットリ、ボロディナに、期待のアブドラザーコフ!
巨匠の勝負レパートリー、ヴェルディのレクィエム
待ち焦がれたこの日がついにやってきました。2010/11年のシーズンよりCSOの第10代音楽監督にあらたに就任するムーティがCSO RESOUNDに堂々の登場。巨匠が取り上げたのはヴェルディのレクィエム。今秋の本格的始動に先立って、2009年1月におこなわれたコンサートの模様を収めたものです。
ムーティといえば言わずと知れた“ヴェルディのエキスパート”。「レクィエム」も過去に2度、まず、フィルハーモニア管と、首席指揮者・音楽監督在任中(1973-1982)の1979年にセッション録音、さらに、音楽監督(1986-2005)を務めたミラノ・スカラ座管とライヴ録音しており、ムーティにとっていずれもキャリアの節目に必ず取り上げているのが注目されるところです。その意味でも、このたびムーティがCSO RESOUNDデビューの記念すべき一枚に「レクィエム」を選んだのは決して偶然ではなく、世界最強の楽団とのあらたな歴史を築き上げてゆく意気込みを強く感じさせるもので、期待を抱かせるに十分な内容といえるでしょう。
いっぽうで、ムーティがCSOとの「レクィエム」に込めた特別な思いは、起用された歌手の顔触れにもそのまま顕れています。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2010/07/16)
ソプラノのバルバラ・フリットリは1967年ミラノ生まれ。ムーティのファンには有名な2001年スカラ座の「オテロ」でのデズデモナの記憶が鮮明です。オリガ・ボロディナは、1963年7月29日サンクト・ペテルブルク生まれのメッツォ。「ドン・カルロ」のエボーリ公女、「アイーダ」のアムネリスを持ち役とするボロディナにとって、ヴェルディの「レクィエム」は2000年収録のゲルギエフ盤以来。近年はムーティとの共演機会の多いことでも知られています。
マリオ・ゼッフィリは1967年ギリシャのアテネ生まれのテノール。これまでにスカラ座をはじめ、ローマ、トリノ、ボローニャ、ナポリ、フィレンツェ、ヴェローナ、そしてパリ、バルセロナ、ベルリン、チューリヒ、ドレスデンの舞台に定期的に出演。2008年のラベンナ音楽祭では、ムーティの指揮でベルリオーズの「レリオ」や、ボロディナ、アブドラザーコフとともに、ヴェルディの聖歌四篇のほか、スターバト・マーテル、テ・デウムを歌っています。
バスのイリダール・アブドラザーコフは、1976年ロシア連邦バシキール自治共和国のウファの生まれ。1996年に第17回グリンカ記念コンクールで第1位。1998年に第3回リムスキー=コルサコフ記念国際コンクール優勝、1999年にエレーナ・オブラスツォワ記念国際コンクール優勝、2000年に第5回マリア・カラス(ヴェルディの声)コンクール優勝。
1998年に「フィガロの結婚」のタイトル・ロールでマリインスキー劇場にデビュー。以来、ゲルギエフの指揮で数多くのオペラに出演。
2001年のスカラ座デビュー以来、2003/04年のシーズンにムーティ指揮ロッシーニの「モーゼとファラオ」のモーゼで一躍国際的な名声を獲得したのをはじめ、アブドラザーコフはムーティと数多くのオペラで共演を重ねています。現在、METを拠点に活動するアブドラザーコフですが、2008/09年にムーティ指揮で新演出の「アッティラ」でもタイトル・ロールを務めました。
ヴェルディの「レクィエム」を得意とするアブドラザーコフは、ムーティのほかに、すでにゲルギエフ、シャイー、チョン・ミョン=フンらの指揮でも歌い評判を取っています。
なお、いまロシア一番のバス歌手として“シャリアピンの再来”とまで騒がれているアブドラザーコフはプライヴェートではボロディナの夫君でもあります。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2010/07/16)