ベースにベン・ウィリアムス、ドラムスに山中千尋との共演も多く実力派ケンドリック・スコットを迎えたステジオ作。普段にもましてメロディーを重視した"歌モノ"の楽曲を多く採り上げ、山中のアレンジやピアノ・プレイをより堪能できる作品。 (C)RS
JMD(2010/12/02)
2008年『ブラヴォーグ』約2年ぶりとなるピアノ・トリオ編成によるスタジオ・アルバム。ベースには2009年秋にセロニアス・モンク・コンペティションで優勝し、渡辺貞夫の作品やステフォン・ハリスの作品などへの参加で注目を集めている若手注目株ベン・ウィリアムス、そしてドラムスには山中との共演も多く新生クルセイダーズにも参加した実力派ケンドリック・スコットを迎えてレコーディング。ベニー・グッドマンを題材とした2009年のコンセプト・アルバム『ランニング・ワイルド』とは異なり、山中千尋の作曲力が存分に発揮されたオリジナル曲をはじめ、普段にも増してメロディを重視した“歌もの”の楽曲を多く採り上げ、山中のアレンジやピアノ・プレイをより堪能できる仕上がりになっています。マスタリングは、ボブ・ディランやジョン・レノン、ブルース・スプリングスティーン、ブランフォード・マルサリスら多数の大物ミュージシャンとの仕事で知られる伝説的エンジニア、グレッグ・カルビが担当。山中千尋のピアノ・サウンドを引き立てます。
ユニバーサル
発売・販売元 提供資料(2010/07/08)
しかし、随所に光る力強さが作品を際立たせている。
何より、「らしさ」は失われておらず、
「山中千尋ワールド」を存分に堪能できる一品。