マーラー生誕150年記念、2種のリマスターで世界初発売!
完璧にオケを統率し音楽を掌握した、クレンペラーによるライヴが世界初発売! それも、オリジナルのモノラル録音と、最新技術を駆使したアンビエント・マスタリングの2種類をセットでお届けします。指揮者の希望によりムジークフェラインで行なわれた、マーラー没後40年の記念碑的なコンサート・ライヴです。
タワーレコード(2010/07/12)
マーラー生誕150年を記念して、TESTAMENTレーベルからクレンペラーの『復活』を2種のリマスターで!
クレンペラー指揮ウィーン交響楽団による1951年のライヴ録音が、オリジナルのモノラル録音と最新技術を駆使したアンビエント・マスタリングの2種類の形で世界初発売! クレンペラーがVOXへのセッション録音をした後、彼自身の希望によりマーラー没後40年記念としてムジークフェラインで行った記念碑的なコンサート・ライヴ音源。鮮やかなリマスタリングがなされ、モノラルとアンビエント・サウンドの2種でマーラー生誕150年を祝います。
■解説書より抜粋
デア・アーベント紙のクルト・ブラウコプフはクレンペラーの解釈によるこの作品のパワーに圧倒されたようだ。「クレンペラーは《復活》という作品の中に生きていた。本物の感性により完全に再生された芸術だった。第一楽章という記念碑的建造物は、情熱の炎で焼かれた煉瓦で構築されており、作品全体の複雑な設計図を示していた。民族音楽に起源をなす中間楽章での小生意気、辛辣かつロマンティックで純真な一面は、偉大な無神論者マーラーが確かに表現しようとしたものである。最終楽章においては、クレンペラーは見事に死からの復活を完遂する。もはやブルーノ・ワルターの大家らしい解釈との比較などは無意味といってよい。粗く洗練されていない単純素朴な方法で、クレンペラーはワルターと並び、マーラー信者たちの使徒と称されたのである。」
ディー・フルシェ誌の匿名の評論家もやはり興奮していた。「1920年代より最も知的で物議を醸し続けてきた指揮者、オットー・クレンペラーは今なお強烈な光彩を放っていた。彼が腕を頭上にまで持ち上げると-典型的なクレンペラーのジェスチャーであるが-オーケストラは爆発する。鋭利で直情的なアクセントは若き日のクレンペラーの特徴であった。今日、まず彼の概観に驚かされた。-マーラーの交響曲第2番の非常に対照的な5つの楽章では、クレンペラーが取り決めた冷静で統率されたペースが保たれた。このコンサートは、マーラーの残した遺産をどう扱うかの好例として価値あるものだった。このコラムでは、ブルックナーとマーラーの交響曲をプログラムとして扱う際には、他の作品は必要ないと提案し続けてきた。それらの交響曲はプロローグもエピローグも必要としていないのだ。」ウィーン・ツァイトゥング紙はこう述べている。「クレンペラーは最も賢く、最も霊感に満ちたマーラー指揮者である。ロシアのヴァシリー・サフォーノフがかつて行ったように、クレンペラーは指揮棒ではなく鉄の拳でオーケストラを統制していた。フレーズごとに音楽を練り上げ、ただ強く、妥協を許さず、作品に真摯なクレンペラーの魅力をもって楽団員たちをひとつにまとめている。」
ユニバーサル ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2010/06/03)