1年振りのJay Denesのアルバムとなる本作、Blue Six名義では2007年の「Aquarian Angel」以来となる実に3年振りに往年の名義が復活しました!そして本作を歌い上げるディーバは前作でも参加し、ジャズ界ではカリスマ的な人気を誇るCatherine Russell、アニソン系ポップからカントリー、ジャズまで幅広いフィールドで活動するナッシュビルのシンガーTabitha Fair、そしてかつてはフランソワ主催<Wave Music>からのシングル“Sweeter Love”などのボーカルを担当し、Lisa Shawと並び、古くから<Naked Music)に参加する、まさに“Ms. Naked Music”!歌姫Aya嬢の3名をフィーチャー!もちろん内容は、ジャンルレスでブラック・ミュージック、ハウス、エレクトロ、ジャズ、クラシカル他、対象となるリスナーを全く選ばない<Naked Music>サウンドのマジックは健在。このスタイルこそが<Naked Music>が長く支持される所以でしょう。美しく流れる水のように奏でられるそれぞれ楽器、エフェクト効果、そしてそれと呼応する妖艶な美声を持つボーカリスト陣を揃えNaked Music/Jay Denes独特の世界を展開する。似たようなものはあれど、決してこのオリジナリティー+クオリティーを超えるものには出会えない不思議な世界が<Naked Music>。今回のアルバムもそんなファンを決して裏切る事はありません。
発売・販売元 提供資料(2010/06/21)
女性ヴォーカルを配したディープ・ハウスで人気のジェイ・デネスのユニット、3年ぶりの新作です。久々ではありますが、変わらぬアトモスフェリックな美しさにウットリしますわ。ネイキッドのお家芸ですな。空間的な広がりを効果的に演出するエフェクト使いも素晴らしく、丁寧な作り込み具合が感じられる内容は、やはり凡百な美メロ・ハウスとは一線を画しています。シャーデーを聴く感覚にも似た、長く愛せる逸品。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.323(2010年7月25日発行号)掲載)