音楽を岩崎琢が担当した、西尾維新アニメ・プロジェクト第2弾『刀語』のオリジナル・サウンドトラック。アメリカ・ロスアンゼルスのスタジオ、Starling SoundにてGeorge Marinoがマスタリングを手掛けた作品。 (C)RS
JMD(2010/11/29)
正統派に滅法美しいストリングスから、聴くモノに攻撃的なサウンドまで、いわゆる岩崎ワールドです!!
『刀語』(2010)
サウンドトラック第1集
音楽 岩崎 琢
監督 元永慶太郎(『ゲットバッカーズ』『スクールデイズ』)
シリーズ構成 上江洲誠(『うたわれるもの』『瀬戸の花嫁』)
アニメーション制作 ホワイトフォックス
声の主演
『化物語』に続く“西尾維新アニメプロジェクト”第2弾は、西尾初の時代劇のアニメ化。「大河アニメ」として、月に1回1時間ずつ放映、という形態をとる異色作品。アニメーション制作は『うたわれるもの』制作チームが独立してのホワイトフォックス。さあ、そして、音楽がアニメ劇伴界の反逆のヒーロー岩崎琢氏です。今回のテーマ的なものには日本の時代劇だが、そこは無国籍サウンドで、という感じで、1曲目のモロ『スラムドッグ・ミリオネア』オマージュなこれぞ無国籍ダンス・ロックにおなじみロータス・ジュースのラップが入る「バハサ・パルス」でガツンといきつつも、ソフトな岩崎節の待ってました的ストリングスの2、3、11、トーマス・ニューマン的ニュアンス・サウンドの5、タイトルが投げやりで、あえてライブラリー音楽的戦いサウンドだがこれはこれでもちろんかっこいい「戦い用音楽1」、後半は、和を感じさせる音階を取り入れつつも、どれだけ挑めるか(「Ao Dai」のまさに和なラップ。でも言語はノット日本語)の、聴き手にもなかなかのスリリングな展開に。相変わらず、“お約束以外に挑む”というお約束で聴かせる岩崎ワールド!! (C)馬場敏裕
タワーレコード