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サウンドアート 音楽の向こう、耳と目の間

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フォーマット 書籍
発売日 2010年04月23日
国内/輸入 国内
出版社フィルムアート社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784845909421
ページ数 352ページ
判型 四六判変形

構成数 : 1枚
目次 : まえがき ジム・オルーク

PART 1 サウンドアートとは何か?
○サウンドアートという用語
美術館で扱われるサウンドアート/“音楽はどこにでも存在し、あらゆる音に存在する”/音楽が宿命から解き放たれる時/サウンドアートの提示と鑑賞

○視覚 vs 聴覚/音 vs 無音
日常における聴覚と視覚の相性/サウンドアートの3つの分類/音と視像の分離に見るサウンドアートの起源/形をもたない声─電話、ラジオ、映画/トーキー映画の音声とモンタージュ/音と映像のシンクロ効果/音声と映像の不一致効果/録音を「芸術」としてとらえる/音響、反響、空間性/録音物 vs 場所性/建築とサイト・スペシフィシティの関係/教会音楽、交響楽団とサイト・スペシフィシティ/空間とミュージック・コンクレート/シュトックハウゼンの空間音楽/ラ・モンテ・ヤングのよく調律されたピアノ/コンサート・ホールの柔軟な使い方

PART 2 環境とサウンドスケープ
○自然、あるがままのもの--コンサート・ホールを超えて
自然を尊重する音楽/環境要素を使ったほかの作品例/環境音としてのノイズ:未来派とルッソロ/ノイズに秩序を与える:R・マリー・シェーファー/自然音と機械音の共通点/ノイズとしての「泥」/音がパッケージから環境の一部になる/アースワークとサウンドアート/ノイズとはいったい何なのか?/音の環境の総体としてノイズをとらえる/環境に浸透し、まぎれこむ作品/ラジオ・アートという試みの歴史/時間の消滅

○スケール感覚の拡張と変換

PART 3 音と美術の世界
○音楽 vs 絵画
音が、アートの世界の一部になる/50年代NYのクラシック音楽とアート・シーンの接点/ロバート・ラウシェンバーグの絵画に影響を受けた作曲家/音の視覚化と楽譜/音の再生と生成

○美術家による音

○音響彫刻とは何か?

○ヴィデオ・アートと映画の音響デザイン

○カテゴリーをまたぐ、つなぐ

PART 4 アーティスト・バイオグラフィ
ハリー・ベルトイア/フランソワ&ベルナール・バシェ/ジャン・ティンゲリー/マイケル・スノウ/アルヴィン・ルシエ/フィル・ニブロック/パウル・パンハウゼン/ジョー・ジョーンズ/ラ・モンテ・ヤング/刀根康尚/ヘルマン・ニッチュ/バーンハード・レイトナー/アニア・ロックウッド/ロルフ・ユリウス/マックス・ニューハウス/鈴木昭男/テリー・フォックス/マリアンヌ・エメシェール/シャルルマーニュ・パレスタイン/ビル・フォンタナ/クリスティーナ・クービッシュ/ブライアン・イーノ/トリンピン/マイク・ケリー/クリスチャン・マークレイ/カール・マイケル・フォン・ハウスウォルフ/ジャネット・カーディフ/マイケル・J・シューマッカー/フランシスコ・ロペス/ステファン・ヴィティロ/スティーヴ・ロデン

監訳者あとがき 木幡和枝
日本語版特別寄稿 「アラン・リクトについて」恩田晃
索引

美術館を脱し、野外、自然、環境へ。あるいは、アカデミックを脱し、ロック、ポップ、クラブ・カルチャー、デジタル・マテリアリズムへ。人間がもつ根源的な音への欲望を探る、新しいサウンドアートの地図。

【本書で言及される主要なアーティスト】
ジョン・ケージ/ブライアン・イーノ/ヘルマン・ニッチュ/マイケル・スノウ/ロルフ・ユリウス/フィル・ニブロック/シャルルマーニュ・パレスタイン/クリスチャン・マークレイ/デストロイ・オール・モンスターズ/ソニック・ユース/サーストン・ムーア/カールステン・ニコライ/池田亮司/リチャード・シャルティエ/メイヨ・トンプソン/ブラック・ダイス/ライトニング・ボルト/メルツバウ/ルイジ・ルッソロ/クルト・シュヴィッタース/ローリー・アンダーソン/マックス・ニューハウス/マリアンヌ・エメシェール/ラ・モンテ・ヤング/トニー・コンラッド/モートン・フェルドマン/ヤニス・クセナキス/カールハインツ・シュトックハウゼン/ヨーゼフ・ボイス/ナム・ジュン・パイク/小杉武久/デイヴィッド・チュードア/刀根康尚/テリー・ライリー/ヴェルヴェット・アンダーグラウンド/ウォルター・デ・マリア/グレン・ブランカ/ジャン?=?ミシェル・バスキア/マーク・ロスコ/デニス・オッペンハイム/クレス・オルデンバーグ/ビル・ヴィオラ/スティーヴ・ライヒ/リース・チャタム/マルセル・デュシャン/ブルース・ナウマン/R・マリー・シェーファー/ロバート・ラウシェンバーグ……ほか

  1. 1.[書籍]

作品の情報

メイン
著者: Alan Licht
訳者: 木幡和枝

商品の紹介

サウンドアートの歴史とその発展、新たな展望を示す、NYの気鋭の音楽家、アラン・リクトによる新しいサウンドアート研究の決定版、待望の日本語訳!
NYアンダーグラウンドの熱気の中で過ごした、音楽家でありミニマル・ミュージック研究家でありジャーナリストとしての顔を持つアラン・リクトが、アカデミックなカテゴリーから脱し、現場で皮膚感覚で得た「音」をめぐる「アート」のさまざまな事象を縦横無尽に書き尽くした、これまでにないサウンドアートの地図作成の試みです!

「本書を読んだあと、音に目を向けたあなたは、それが音なのかアートなのかを自問することになるだろう。そしてまたもやスタート地点に立つことになる。」 ジム・オルーク
発売・販売元 提供資料(2010/04/16)

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