前作『ジュニア』がハッピーな内容だったのに対して、この『シニア』は内省的でアンビエントなインスト・エレクトロに。「iPodや単曲志向が推し進められている時代」にあえて逆行し、<アルバム>として楽しむことを意図したという。腰を据えて全曲を聴いてこそ見える、生命力あふれる壮大な景色にトリップしてください。
タワーレコード(2010/09/07)
結成10周年のバースデイを祝うべくしてリリースされた2009年のアルバム『ジュニア』。ハッピーで爽快なリード・シングル「ハッピー・アップ・ヒア」もヒットし、フジロック・フェスティバル2009のホワイト・ステージでのヘッドライン・パフォーマンスも大成功。当初から本人達も語っていたとおり、『ジュニア』には続編というべく、対となる作品が存在しており、それが本作『シニア』。フルにヴォーカリストを迎えてアップ調で仕上げた『ジュニア』に対して、今作『シニア』はロイクソップが得意とするもう一面のアンビエントでチルアウトな内容に。どことなくアグレッシヴでシネマティックにまとめられた内容。この作品をリリースして2枚のアルバム・プロジェクトは完結する!(EMI)
EMI
発売・販売元 提供資料(2010/08/16)
2009年にリリースした、フルにヴォーカリストを迎えた超ハッピーなアップ調の『ジュニア』に対して、本作『シニア』はロイクソップが得意としているもう一面のアンビエントでチルアウトな内容のコンセプト・アルバム。どことなくアグレッシヴでシネマティックにまとめられた作品。 (C)RS
JMD(2010/06/22)
前作の「Junior」はアッパーな歌モノ中心でしたが、今回はそれに対して<シニア>です。大人ですからね、ダウンビートからアンビエントまで全曲がインストで固められ、浮遊感のある美メロにチルアウトへと誘われます。聴き終える頃には気持ち良く昇天できるようなアルバム全体の構成になっています。そういえばロイクソップってこんな一面もあったな~と思い起こさせてくれる、程良い甘さのクール加減が巧いです。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.325(2010年9月25日発行号)掲載)