鈴木慶一が音楽を担当した、北野武監督の映画『アウトレイジ』(公開:2010年6月12日)のオリジナル・サウンドトラック。北野武×鈴木慶一の、天才×奇才コンビが再びタッグを組む。 (C)RS
JMD(2011/06/30)
北野武×鈴木慶一 天才×奇才再び
仏芸術文化勲章の最高章コマンドールを受賞した北野武第15回監督作!大ヒットした「座頭市」以来7年ぶりとなるバイオレンス・エンタテインメント大作で注目度◎!!音楽は、これも「座頭市」以来のムーンライダーズの鈴木慶一が担当。世界が注目する"北野バイオレンス"は、映像と共に音楽もドキドキ・ワクワクするオリジナルサウンドトラックです。タイトルの「アウトレイジ(OUTRAGE)」とは、"極悪非道"と言う意味。1989年「その男、凶暴につき」で監督デビューし、高い評価を得たバイオレンスものは、まさに北野武監督の真骨頂といえる作品です。
ソニー
発売・販売元 提供資料
ちょっとタンジェリン・ドリーム・ファン注目、なテイスト。甘美なる非メロディの世界だ。
『アウトレイジ』(2010)
サウンドトラック
音楽 鈴木慶一
監督 北野武
主演 ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮
北野映画の原点回帰ともいわれる強烈なバイオレンス。北野監督作品の音楽は、過去に『座頭市』の音楽を作った鈴木慶一。虚無的なメロディを聴かせるエレクトロニカなメインテーマ、日常シーン的なくつろいだフュージョン・ジャズ、ソース・ミュージックとしての役割を果たす8、9、10曲目などがあるが、緊張感あふれるシーンの劇伴であり、中心を占めるシンセ・ナンバーが、まさに、往年のタンジェリン・ドリーム・サウンドを彷彿とさせる、無機的シンセ・ナンバーで、音階があるようでないようで、しかし、その微妙な音の積み重ねが、クセになる味わいを出している、そんな世界。緊迫感あふれる時の“非メロディアス”にある意味甘美さを秘めるスコアは珍しいが、まさにそれ。なるほど、北野映画にタンジェリン・ドリーム音楽は、ピシャリと合いそうですね。後半は、デモやテイク違いを収録という、海外のスコア・サントラCDのような構成もシブい。 (C)馬場敏裕
タワーレコード