フロンティアの楽しくポップなサントラのカップリング。
『ビリー』(1965)
サウンドトラック
音楽 ドミニク・フロンティア
監督 ドン・ワイズ
主演 パティ・デューク、ウォーレン・バーリンジャー
運動神経抜群で、校内で男子を抜いて陸上競技トップの女の子ビリーと、市長候補の彼女の父親、そして彼女の姉のボーイフレンドで陸上のライヴァルの少年などの人間ドラマをさわやかに。主演は『奇跡の人』の3年後、19歳のパティ・デューク。監督は『ハートでキッス』『パジャマ・パーティ』などアイドル映画を楽しくまとめるドン・ワイズ。音楽は、青春映画への登板は珍しいドミニク・フロンティアだが、パティ・デューク自身が歌うナンバーほか、ポップで楽しいサウンドを製作。可愛く、まさにアイドル映画の華やかなムードをお楽しみください。そして後半は、『ふたりの天使』(1968/監督 アーサー・ヒラー/主演 アラン・アーキン、リタ・モレノ)ニューヨークの下町に住むプエルトリコ系父子。父は貧しさから子供たちを逃れさせたいと、キューバ難民を演じる特訓をするが・・日本では、その後に撮った『ある愛の詩』が世界的ヒットとなったことで、日本でも公開されることになった、ハートウォーム・コメディ。こちらのフロンティアも、ポピュラー・アレンジャーとしてならすフロンティアならではのポップでハートウォームでキャッチーなメロディのオーケストラ・サウンドが楽しい。60年代的イージーリスニング・サウンドのファンにお薦めです。 (C)馬場敏裕
タワーレコード