2004年リリース、名曲を多数含む人気の1枚が待望の再発!冒頭からディープでスモーキー、ジャズ的な要素をふんだんに取り込み「独特な音の揺らめき」でリスナーを包み込む前半。ゆったりと音が体に浸透してくるかのようなスローナンバー「Holiday」、リムの軽快なリズムと反する気だるさに満ちた「Roberta Jean Machine」、新レーベルMahogani Musicの第一弾、第二弾として話題となったジャズ・ハウス「Runaway」、「I'm Doing Fine」はそれぞれ約10分にも及ぶ大作。6曲目には荒々しい初期衝動を感じさせるBOB JAMES 「Spanky」使いの初期最高傑作「Shades Of Jae」、乾いたブレイクビーツと黒いベースラインの上で跳ねるフェティッシュなエレピが奇跡の恍惚感を放つ「Black Mahogani」へとクライマックスを迎える。深みを極めたグルーヴがアルバム全体を支配した傑作中の傑作だ。
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前作『Silence In The Secret Garden』は当初2枚組の予定で、その2枚目にあたるのが今作……なんて噂もありますが、そんなことがどうでもよくなる圧倒的に黒い傑作。アンプ・フィドラーとの共作、アンプ・ドッグ・ナイツ名義で2002年にリリースされ、ディープ・ハウス系のDJからヘヴィー・プレイされた“I'm Doing Fine”や、ノーマ・ジーン・ベルのサックスとピアノが絡む12分近い大作、ピッチ・ブラック・シティ名義の“Runaway”など、マホガニー・ミュージックからリリースされていた名曲も収録! そして、ガラージ・クラシックとしても知られるボブ・ジェイムスの“Spunky”を大胆に引用した“Shades Of Jae”では初期ムーディーマンのラフな雰囲気も味わえます。前作よりソウル色を増した今作、アルバム・タイトルから想像できるのは、セカンド・アルバム『Mahogany Brown』の延長的なもの? 答えは最後の曲にあるかもね。
bounce (C)ビグフォン
タワーレコード(2004年05月号掲載 (P74))