エレクトロ界の奇才と元トーキング・ヘッズのバーンがコラボレーション!シンディ・ローパーら、豪華なゲストヴォーカリストをフィーチャー、マルコス元フィリピン共和国大統領の未亡人=イメルダ夫人の波乱万丈の人生をテーマにしたダンス・アルバム!! (C)RS
JMD(2010/06/17)
ダンス・ミュージック・シーンの顔役ファットボーイ・スリムと、鬼才デイヴィッド・バーンがまさかのコラボレーション!フェルディナンド・マルコス元フィリピン共和国大統領の未亡人、イメルダ夫人の波乱万丈の人生をテーマにしたダンス・アルバム。イメルダ夫人に長く仕えた、育ての親とも言えるエストレラ・カンパスとの対比についても作品で描かれている。デイヴィッド・バーンとファットボーイ・スリムはこのプロジェクトにすでに数年費やしており、『Here Lies Love - A Song Cycle』として2006年からライヴ・パフォーマンスも行なわれている。Florence Welch(Florence + The Machine)、Tori Amos、Cyndi Lauper、Natalie Merchant、Kate Pierson(B52's)、St. Vincent他、豪華ゲスト参加!
ワーナー
発売・販売元 提供資料
かつてマルコス政権下のフィリピンで圧倒的な権勢を誇った大統領夫人のイメルダ。86年の<人民革命>後に残された3000足の靴のコレクションで記憶される<毒婦>ですが、DVD化されたばかりのドキュメンタリー映画「イメルダ」などを通じてちょっとした時の人になっているようです。で、今度はデヴィッド・バーンがファットボーイ・スリムことノーマン・クックと組んで、彼女の生涯を掘り下げてみたというわけです。その『Here Lies Love』はミュージカル的なコンセプトに則ってデヴィッドが曲を書き、20名ものゲストが各場面で歌を担当した作品。もちろん芝居がかった難解な内容ではなく、サウンドはノーマンらしくニューウェイヴ~ディスコを跨ぐダンサブルな仕上がりで、シンディ・ローパーやトーリ・エイモス、サンティゴールド、シャロン・ジョーンズらのポップな存在感は曲単体でも楽しめるはず。なお、主役の2人はノーマンの別ユニットとなるBPAやリミックス仕事で絡んだりしていただけに、今後はストレートなタッグ作品にも期待できそうですね。
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)
なんとも刺激的な組み合わせによる作品が発表された。コンセプトも強烈なインパクトを与えてくれるもので、かのイメルダ・マルコスの人生を描く2枚組ダンス・アルバムというから思わずニヤけてしまう。彼らに付き添う歌手陣も驚きのラインナップで、キャンディ・ペイン、マーサ・ウェインライト、シンディ・ローパー、サンティゴールド、そしてスティーヴ・アールなどが波乱万丈の物語を華麗に表現する。時折ラテン・テイストが顔を覗かせもするサウンドのカラフルさも最高で、イメルダの生活同様に華やかな内容となっている。
intoxicate (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.85(2010年4月20日発行号)掲載)