レディオヘッドのトム・ヨークがヴォーカル&作曲参加!前作『Los Angeles』(2008年)がポーティスヘッド(アルバム『Third』はフライング・ロータスの影響が大きかった)、マッシヴ・アタックなど、世界のトップ・アーティスト達から異例の大絶賛!ジャズ界の伝説アリス・コルトレーンを叔母に、ジョン・コルトレーンを叔父に持つ、まさしくサラブレッドが放つアルバム。ダークで美しい色調のサウンドスケープ、メランコリックな空気感、ソウルフルで内省的な音風景、想像力を掻き立てる深遠なコントラスト、緻密かつ壮大なプログラミング。そして、折り重なるテクスチャーとレイヤーが重層的にブレンドされることで紡がれる激しいエレクトロニックの渦、乱れ飛ぶバンギング・ビートとコズミックでスペイシーなシンセによって誘われるディープな陶酔感覚。それらが変幻自在に、且つ混然一体となって迫り来る。規格外のスケールでビートが鳴り響く、フューチャリスティックなスペース・オペラ!あらゆるサウンドを凌駕し、異次元へと辿り着いたフライング・ロータスはもはや別格!
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<新世代のビートメイカー>など、もはやそういった言葉では形容できなくなってしまうほど大きな存在と化したフライング・ロータス、待望のサード・アルバム!コルトレーン一家の側で育ちながらもヒップホップやエレクトロニカの手法を選択し、ニュー・ビード・ミュージックというひとつのジャンルの先駆者としてその地位を確立した彼。次々に新手のビートメイカーが生まれるなか、そのさらに先を行く形となった内容はこりゃまた凄い!いっそう深化したディープでメランコリーなサウンドスケープ、ダイナミズムの裏に隠された繊細なビートメイク、また新たに確立された美しくもダークな音世界……。トム・ヨークとのコラボも大きなトピックになりそうな、2010年の話題必至盤です!
bounce (C)ヤス2B
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)
アリス・コルトレーンやジョン・コルトレーンを親戚に持ち、ポーティス・ヘッドやマッシヴ・アタックから絶賛される新たな才能、フライング・ロータス。幾重にもレイヤーされたカオティックなサウンドスケープを突っ切って、予測不能の走りを見せる多彩なビートはますます凄みを増している。ハープやストリングスを散りばめてスピリチュアルな奥行きを生み出すなか、注目すべきはトム・ヨークが作曲とヴォーカルで参加したことだろう。オープニングから継ぎ目なしに展開していく本作は、まるでエレクトロニックなインナースペース・オペラだ。
intoxicate (C)村尾泰郎
タワーレコード(vol.85(2010年4月20日発行号)掲載)