JAZZANOVAの“SONAR KOLLEKTIV”イチオシとして傑作『Can't Hold Back』でデビューし、DIXONとのユニット=WAHOO名義でも高い評価を得てマルチな才能を発揮する逸材、Georg Levinのセカンド・アルバムがBBEからリリース。前作以上にセクシーで魅力的なエレクトリック・ソウル~アーバン・ダンス~AOR的な名品。
ウルトラ・ヴァイヴ
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ドイツのリューネブルク出身で、ジャザノヴァが主宰するソナー・コレクティヴから2003年にデビューしたジョージ・レヴィン。ディクソンとのユニット=ワフーでも話題を呼んだ彼だが、ソロでの新作は実に久々だ。そこはかとない男の色気と独特の甘さを持つヴォーカルは安定感たっぷり。都会の夜景が目に浮かんできそうなアーバン・ソウル、陽光の下でハイウェイを飛ばしているような気分になる爽やかなAOR風ナンバーなどをすんなりと歌いこなしていく。バックのサウンドもエッジーになりすぎることなく、ヴォーカルそのものを引き立てている印象が強い。“The Better Life”や“The Scent Of Hay”ではクララ・ヒルをフィーチャー。ソナー時代からの縁となる両者の絶妙なマッチングを堪能できる。
bounce (C)ネイシャン
タワーレコード(vol.319(2010年3月25日発行号)掲載)